「収蔵優品展 戦後日本『新しい書』のかたち」成田山書道美術館

  • 2025/6/11
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「収蔵優品展 戦後日本『新しい書』のかたち」成田山書道美術館

名称:「収蔵優品展 戦後日本『新しい書』のかたち」成田山書道美術館
会期:2025年6月21日(土)〜2025年8月11日(月)
会場:成田山書道美術館
開館時間:9:00 〜 16:00
休館日:6月23日・30日、7月7日・14日・22日・28日、8月4日は休館
入場料:一般 500円、大学生・高校生 300円、中学生・小学生・障害者手帳提示と付き添い2名 無料
住所:〒286-0023千葉県成田市成田640 成田山公園内
TEL:0476-24-0774
URL:成田山書道美術館

近代を迎えて芸術に位置づけられたことによって、書にはそれまでにない意味が付与され、新たな様式の開拓がはじまった。「漢字」「仮名」「漢字仮名交じり」「篆刻」「刻字」「前衛書」といった分類のおおよそは、昭和38年の第15回毎日書道展のころに完成したと見ることができる。とりわけ、それ以前には意識されることのなかった書の魅力に迫ろうとした「前衛書」の区分けは、時代の流れを象徴している。
戦前に形成され、戦後、さらに活発化した書壇のいとなみのなかで、時にはその枠組みを越えながら、書作家の活動は展開された。そうした戦後の書の評価は、いまだ揺らいでいると言える。「前衛書」の嚆矢とされる、比田井南谷「心線芸術第一電のヴァリエーション」が発表されてから今年で80年。戦後日本の書を見つめ直す好機である。
いつの時代も、真摯に書に対峙する者が、伝統的な書のいとなみの先に新しさを見出してきた。この展覧会では、当館で所蔵する前衛的な傾向の作家の作品を中心にしながら、伝統的とされる作家のなかにも芽生えた「新しさ」への希求について、幅広く理解する機会にしたい。

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