2025年度 早稲田大学・美濃加茂市 文化交流事業 共催展「美濃のキリシタン−秘められた祈りの証し−」みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム
- 2025/7/2
- 岐阜県
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名称:2025年度 早稲田大学・美濃加茂市 文化交流事業 共催展「美濃のキリシタン−秘められた祈りの証し−」みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム
会期:2025年7月12日(土)~8月24日(日)
会場:みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室
開催時間:午前9時~午後5時
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館)7月14日(月)、22日(火)、28日(月)、8月4日(月)、12日(火)、18日(月)
観覧料:無料
住所:〒505-0004 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1
TEL:0574-28-1110
URL:みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム

日本のキリスト教史は、宣教師フランシスコ・ザビエルによって信仰の種が蒔かれたことを端緒とします。美濃地方においては織田信長や子・信忠など為政者の庇護下に広くさかえ、各地に多くの信者-キリシタン―が生まれました。まもなく入った禁教の時代からは、五人組制度の導入や宗門改帳の作成などによって徹底的な監視・摘発が行われるようになり、特に寛文年間(1661-1673)の「濃尾崩れ」と呼ばれる一連の大検挙は、一帯の地域を大きく揺るがすものでした。しかし、こうした状況下でも可児・加茂地域をはじめとした美濃には少なからず信者が存在し、確かな祈りの灯を守り伝えていたことは、現在も各地に伝わるさまざまな遺物や文書、また伝承によってうかがい知ることができます。
元治2(1865)年、長崎の浦上村の潜伏キリシタンが大浦天主堂の神父に信仰を表明したという「信徒発見」から今年で160年。日本キリスト教史上で奇跡とされるこの出来事を契機とした浦上キリシタンの国際的な問題には、早稲田大学の創設者・大隈重信(1838-1922)が強く関わったことでも知られています。
この展覧会ではキリスト教伝来から明治期までの展開をたどりながら、残されたさまざまな“証し”を手がかりとして、美濃に息づく多様な信仰のかたちを紐解いていきます。地域のキリシタンの歴史を深く見つめ、祈りを捧げた人々の姿とその思いについて考えるきっかけになれば幸いです。








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