「王子駿 個展〜Drawing Her, Drawing Myself~」日本橋三越本店
- 2025/7/11
- 東京
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名称:「王子駿 個展〜Drawing Her, Drawing Myself~」日本橋三越本店
会期:2025年8月6日(水) ~ 2025年8月11日(月·祝)
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
最終日午後5時終了
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

ごあいさつ
このたび、日本橋三越本店にて個展「Drawing Her, Drawing Myself」を開催できますこと、心より感謝申し上げます。
学部時代に有吉宏朗先生と出会い、そのご縁をきっかけにリアリズム表現を志すようになりました。広島市立大学大学院に進学後は、森永昌司先生より古典絵画技法を学び、野田弘志先生のアトリエを訪問し、諏訪敦先生のゼミでの研究を経て、博士課程では石黒賢一郎先生、原崇浩先生、水野暁先生、塩谷亮先生からご指導を賜りました。このような不思議なご縁に恵まれ、心より感謝しております。
今回の個展タイトル「Drawing Her, Drawing Myself」は、「彼女を描くことは、同時に私自身を描くことでもある」という意味を込めています。
対象を忠実に描写するだけでなく、単なる“視覚”にとどまらず“知覚”も絵画として表現することを目指しています。創作の過程における感情や経験、官能的な感覚は、絵具の物質性と常に緊張関係を保ちながら交錯します。私はあえてこのプロセスを記録的に可視化することで、筆致に宿る繊細さや、時に狂気を帯びた一瞬一瞬の出来事を、言語に代わる形で表現したいと考えています。
リアリズム表現とは、内面的な真実と向き合いながら、個人の哲学を通じて世界を描く営みです。そこには、現代アートの文脈においても、無限の可能性と実験的な課題があると感じています。
ご高覧いただけましたら幸いです。
王子駿


6 号
パネル・石膏地・油彩








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