「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」島根県立石見美術館

  • 2025/8/8
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森英恵《ジャンプスーツ、カフタン「菊のパジャマドレス」》1966年、ハナヱ・モリ、島根県立石見美術

名称:「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」島根県立石見美術館
会期:2025年9月20日(土)〜2025年12月1日(月)
会場:島根県立石見美術館
開館時間:9:30 〜 18:00
休館日:火曜日
   9月23日は開館
   9月24日は休館
入場料:一般 1300円、大学生 600円、高校生以下 無料
住所:〒698-0022島根県益田市有明町5-15
TEL:0856-31-1860
URL:島根県立石見美術館

「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」島根県立石見美術館
「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」島根県立石見美術館

島根県出身の世界的ファッションデザイナー、森英恵の生誕100年を記念し、没後初となる大規模な展覧会を開催します。
1950年代にキャリアをスタートさせた森は、デザイナーとして活躍する一方で、母であり妻でもありました。戦後の高度経済成長期の日本において、映画衣装の制作を通じて頭角を現し、家庭を持ちながら社会的にも大きな仕事を成し遂げるその姿は、新しい女性の先駆けとして注目されました。1961年、森が新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像です。快活で努力を惜しまないその姿は、そのまま森の生き方と重なるものでした。1965年にはニューヨークへ、1977年にはパリへと活動の場を広げた森は、生涯を通じて創作に情熱を注ぎ続けました。
さらに日本人として初めて海外で本格的に自身のブランドを確立しただけでなく、ファッション雑誌やファッションショーの記録といった情報メディアの運営を通じて、日本のファッションリテラシーの底上げを図りました。加えて、日本の布地や職人の技を生かした作品を通じて、世界に向けて日本の高い技術力と美意識を発信した点にも、改めて注目されています。
本展では、森英恵の生き方とものづくりの哲学を、オートクチュールのドレスや写真、資料など約400点の作品を通して紐解きます。

森英恵《デイドレス(映画「地球40度線 赤道を駈ける男」衣装)》1968年、ハナヱ・モリ、島根県立石見美術館 撮影:小川真輝
森英恵《デイドレス(映画「地球40度線 赤道を駈ける男」衣装)》1968年、ハナヱ・モリ、島根県立石見美術館 撮影:小川真輝
森英恵《赤い花柄の男性用アロハシャツ(映画『狂った果実』衣装)》1956年、島根県立石見美術館 撮影:小川真輝
森英恵《赤い花柄の男性用アロハシャツ(映画『狂った果実』衣装)》1956年、島根県立石見美術館 撮影:小川真輝
奈良原一高《森 英恵 ファッション・デザイナー 「ハナエ・モリ」ビルのショーウィンドー <肖像の風景>より》1982年、島根県立美術館 ©Narahara Ikko Archives
奈良原一高《森 英恵 ファッション・デザイナー 「ハナエ・モリ」ビルのショーウィンドー <肖像の風景>より》1982年、島根県立美術館 ©Narahara Ikko Archives
ニューヨークのショー会場で、1970年代半ば 写真提供:森英恵事務所
ニューヨークのショー会場で、1970年代半ば 写真提供:森英恵事務所
四季ファブリックハウス、テキスタイル「波と牡丹と木星」、1975年 撮影: 小川真輝
四季ファブリックハウス、テキスタイル「波と牡丹と木星」、1975年 撮影: 小川真輝
森英恵《ガウンドレス、ストール》1972-73年、ハナヱ・モリ 撮影: 小川真輝
森英恵《ガウンドレス、ストール》1972-73年、ハナヱ・モリ 撮影: 小川真輝
「ひよしや」開店の頃、1950年代半ば 撮影:石井幸之助 写真提供:森英恵事務所
「ひよしや」開店の頃、1950年代半ば 撮影:石井幸之助 写真提供:森英恵事務所
森英恵《ジャンプスーツ、カフタン「菊のパジャマドレス」》1966年、ハナヱ・モリ、島根県立石見美術
森英恵《ジャンプスーツ、カフタン「菊のパジャマドレス」》1966年、ハナヱ・モリ、島根県立石見美術

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