「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」豊田市美術館
- 2025/10/14
- 愛知県
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名称:「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」豊田市美術館
会期:2025年10月4日(土)~2025年11月30日(日)
会場:豊田市美術館
展示室:展示室6, 7, 8
時間:10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日:月曜日
※10月13日、11月3日、24日は開館
観覧料:一般 1,500円(1,300円)
高校・大学生 1,000円(800円)
中学生以下 無料
※( )内は前売料金です
※オンラインチケット、前売券及び20名以上の団体は200円割引(他割引との併用不可)
※本チケットで美術館本館のコレクション展及び髙橋節郎館の展示も観覧できます
※高校・大学生の方は、学生証を要提示
※観覧料の減免について(要証明)
・障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)
・豊田市内在住又は在学の高校生の方
・豊田市内在住の18歳以下の方(満18歳から最初の3月31日まで)
・豊田市内在住の満70歳以上の方
・その他、観覧料の減免対象者及び割引等については公式サイトをご確認ください
住所:〒471-0034愛知県豊田市小坂本町8-5-1
TEL:0565-34-6610
URL:豊田市美術館

本展は、中嶋泉著『アンチ・アクション─日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ、2019年、第42回サントリー学芸賞受賞)で開示された視座をもとに、日本の近現代美術史の再解釈を試みる企画です。
第二次世界大戦敗戦後の1950年代から60年代にかけて、日本では短期間ではあるものの女性作家が前衛美術の領域で大きな注目を集めました。その後押しをしたのが、欧米を中心に隆盛し、フランスを経由して流入した芸術運動「アンフォルメル(非定形)」と、それに応じる批評家たちの言葉です。ところが、ほどなくして熱は冷め、アンフォルメル運動が一時的な「旋風」に過ぎなかったという反省とともに、「アクション・ペインティング」という様式概念がアメリカから導入されると、女性作家たちは如実に批評対象から外されていくことになります。豪快さや力強さといった、男性性と親密な「アクション」の概念に、中原佑介や東野芳明といった、その後の美術史を形作ることになる男性批評家たちが反応し、伝統的なジェンダー秩序の揺り戻しが生じたのです。
こうした経緯を分析したうえで、中嶋氏が女性作家たちの「アクション」への対抗意識を指して創案したのが、本展タイトルにある「アンチ・アクション」という印象的な言葉です。
本展では、ジェンダー研究の観点から美術史の読み直しを図る「アンチ・アクション」の概念を足がかりに、草間彌生、田中敦子、福島秀子をはじめとした14名の女性作家による作品およそ120点を紹介します。ぜひこの機会に、彼女たち、それぞれのアクションへの対抗意識と独自の挑戦の軌跡にご注目ください。
◆ 出品作家
赤穴桂子、芥川(間所)紗織、榎本和子、江見絹子、草間彌生、白髪富士子、多田美波、田中敦子、田中田鶴子、田部光子、福島秀子、宮脇愛子、毛利眞美、山崎つる子




















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