特別展「中国絵画への憧憬―楊文驄「江山孤亭図」と江戸時代の文人だち―」遠山記念館

  • 2025/8/22
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楊文驄「林泉清集図冊」 崇禎11年(1638) 大阪市立美術館蔵

名称:特別展「中国絵画への憧憬―楊文驄「江山孤亭図」と江戸時代の文人だち―」遠山記念館
会期:2025年10月4日(土)~2025年11月16日(日)
   ※会期中:一部展示替えがあります
会場:遠山記念館
時間:10:00~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:月曜日(祝祭日の場合は開館、翌日休館)
観覧料:大人 1,000円
   学生(高校・大学)800円
   ※中学生以下は無料
   ※障害者手帳をお持ちの方は200円割引
住所:〒350-0128埼玉県比企郡川島町白井沼675
TEL:049-297-0007
URL:遠山記念館

頼山陽 扁額「鴻爪春泥」 天保3年(1832) 遠山記念館蔵
頼山陽 扁額「鴻爪春泥」 天保3年(1832) 遠山記念館蔵

明王朝の遺臣として清王朝と最期まで戦った楊文驄(ようぶんそう、号 龍友、1597~1646)は、日本においては武士道と重ね合わされて受容され、またその生きざまから文人たちの敬意を集めることになりました。特に遠山記念館の所蔵する「江山孤亭図(こうざんこていず)」は、名古屋の山本梅逸(やまもとばいいつ 1783~1856)が家財を売り払って購入し、京都の頼山陽(らいさんよう 1781~1832)がこの作品を出迎える際に裃を着けたという伝説を持ちます。実際に「江山孤亭図」には山陽の箱書があり、この他にも各時代の文人たちによる讃の付いた数々の付属品が添っています。「江山孤亭図」は文人たちの信仰対象であったとさえ言えるでしょう。
本展では「江山孤亭図」をはじめとする日本国内の楊文驄の作品を集めるとともに、それを受容した梅逸、山陽などの作品をならべ、この近世南画史の一面を浮かび上がらせることを試みます。

楊文驄「江山孤亭図」 崇禎16年(1643) 遠山記念館蔵
楊文驄「江山孤亭図」 崇禎16年(1643) 遠山記念館蔵
中林竹洞「秋葵双鳩図」 天保6年(1835) 遠山記念館蔵
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山本梅逸「青緑桃源図」 天保10年(1839) 遠山記念館蔵
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岡田半江「春靄起鴉図」 天保12年(1841) 遠山記念館蔵 重要文化財
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渡辺崋山「白鵞遊魚図」 江戸時代後期 19世紀 遠山記念館蔵
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楊文驄「林泉清集図冊」 崇禎11年(1638) 大阪市立美術館蔵
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