「Resistance and Resilience 抵抗と回復する力 カナダと北欧先住民の現代マルチメディア・アート」佐喜眞美術館

  • 2025/9/6
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「Resistance and Resilience 抵抗と回復する力 カナダと北欧先住民の現代マルチメディア・アート」佐喜眞美術館

名称:「Resistance and Resilience 抵抗と回復する力 カナダと北欧先住民の現代マルチメディア・アート」佐喜眞美術館
会期:2025年9月17日(水)〜2025年10月6日(月)
会場:佐喜眞美術館
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:火曜日
入場料:一般 900円、大学生・70歳以上 800円、高校生・中学生 700円、小学生 300円
住所:〒901-2204 沖縄県宜野湾市上原358
TEL:098-893-5737
URL:佐喜眞美術館

「先住民族」とは、植民地化や近代国家の成立以前にその地域と深い歴史的・文化的な結びつきをもち、今日なお独自の言語や文化を継承する人々の集団を指します。
北欧の先住民族サーミ出身のトーマス・コルベンソンと、カナダの先住民族ファースト・ネーションズ*1をルーツに持つアントニー・フランクは、植民地主義による先住民族の差別や抑圧と向き合い、多くの作品を生み出してきました。彼らは、教科書に書かれた国家を中心とした歴史には反映されない先住民族から見た歴史や文化を現代アートの手法で視覚化し、掘り起こしてきました。
トーマスはガラスや金属に先人の写真を刻み、アントニーは映像作品で祖先の声を蘇らせ、生者と死者の対話を通して過去と未来をつなぎます。それは、国家の歴史には描かれない先住民族のアイデンティティを確たるものにし、歴史の埋もれた闇を照らす灯火(ともしび)となります。
沖縄での本格的な展示は初となります。触れる機会の少ない北欧とカナダの先住民族のアートを通して、従来とは違う視点で沖縄を考える機会となれば幸いです。
ファースト・ネイションズ — カナダの先住民族のうち、イヌイットとメティスを除くグループを指します

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