ART garden ANJO 2025「ルナールまがひの親愛」安城市民ギャラリー

名称:ART garden ANJO 2025「ルナールまがひの親愛」安城市民ギャラリー
会期:2025年11月11日~2025年11月30日
会場:安城市民ギャラリー
開館時間:9:00~17:00(最終日15:00まで)
休館日:月曜日
入場料:[丈山苑] 一般100円 中学生以下無料
住所:〒446-0026 愛知県安城市安城町城堀30
TEL:0566-77-6853
URL:https://ansyobunka.jp/gallery/

概要:安城市民ギャラリーでは、「ART garden ANJO 2025 ルナールまがひの親愛」を開催する。本展は、童話作家・新美南吉が安城で教鞭をとっていた時期に発表した詩「ルナールまがひ」から着想を得ている。生物や自然へのアニミズム的な眼差し、そして人と他者、自然と社会の関係を繊細に見つめる姿勢をテーマとし、五名の現代アーティストがそれぞれの表現で“親愛”を問い直す。ガラスを用いて生命感を表す小山敦子、身体と自然の法則を彫刻で表現する鈴木孝幸、雑草を自ら育て描く鳥巣貴美子、食糧生産の管理された生命を視覚化する永田康祐、器を媒介に他者との交感を生み出す山岸大祐。彼らの作品は、生命の存在や他者との関係を新たに見つめ直す契機を提供する。
また、丈山苑と安城市民ギャラリーの二会場で展示が行われ、自然と文化が共存する安城の地を「アートの庭」として開く試みとなる。期間中には山岸大祐による「野外生茶会」ワークショップや、出展作家全員によるアーティストトークなども実施され、来場者は作品を通して「親愛」と「関係性」という普遍的なテーマを体感できる。
作家略歴:
小山敦子(Atsuko Koyama)
ガラスを主な素材とし、透明で無機質な構造物に生命の痕跡を見いだす表現を続ける。繊細な構築と光の反射によって、有機的な存在感を持つ空間を創出する。
鈴木孝幸(Takayuki Suzuki)
彫刻家。身体の運動や自然の摂理を作品に取り込み、素材と形態の関係から生命と構造のリズムを探る。金属や木材などの素材に、時間と重力を意識した緊張感ある造形を展開。
鳥巣貴美子(Kimiko Torisu)
植物をモチーフとする画家。自ら育てた雑草を対象に、生命の息づかいを細密な筆致で描く。淡い色彩と線のリズムが、静かな生命の力を伝える。
永田康祐(Kosuke Nagata)
現代美術家。農業や食料生産の現場を題材に、人間が管理する生命の在り方を可視化するインスタレーションを制作。社会構造と自然倫理の境界を問う作品で知られる。
山岸大祐(Daisuke Yamagishi)
陶芸家。器を他者との交感装置として位置づけ、触覚的な造形と空間性を探求。近年は自然の素材と身体感覚を融合させた作品を国内外で発表している。








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