「竹原美也子展 ~たくさんのありがとうを込めて~」日本橋三越本店

  • 2025/10/31
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たくさんのありがとうを乗せて 120号

名称:「竹原美也子展 ~たくさんのありがとうを込めて~」日本橋三越本店
会期:2025年11月26日(水) ~ 2025年12月1日(月)
会場:日本橋三越 本館6階 美術特選画廊[最終日は午後5時閉場]
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

かわいいが詰まって

S0号
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日本美術院の院友として院展を舞台に活躍する日本画家による、日本橋三越では初の個展。
「そばにあるのに知らない世界」をテーマとして、ユーモラスで楽しい、竹原氏独自の世界観を、犬や猫たちがいる日々の暮らしを通して、あたたかみのある筆致で表現しています。
本展では季節に合わせたクリスマスなどのモチーフも展開。この機会に是非、ご高覧くださいませ。
「竹原美也子さんの展覧会によせて」
竹原美子さんに初めて出会ったのは、私が教鞭をとっていた武蔵野美術大学の大学院でした。富山の美大を卒業して上京し、武蔵美大学院で制作した作品はとても印象的で忘れられません。
その作品というのは、竹原家の土間に脱ぎ散らかされた沢山の靴を、そのまま俯瞰構図で描いたものでした。
一見乱雑で、家族の恥ずかしいような行為の残骸を整えることなくありのままに描くことで、かえって彼女の家族への飾り気のない愛情そのものを感じることのできる面白い作品でした。
その後の院展出品作では、滑り台の上から俯瞰した光景の作品も印象的でした。子供が見るワクワクした風気を、全ての色を手当たり次第塗りたくって描いているような、童心そのもので描いたようでありながらも、何故か心をざわざわと波たたせる作品でした。
屈託無く子供の遊びのように色を楽しむ行為と捻った視角で切り取った世界を確かな日本画の技術で描き、竹原さん独特の世界を描き続けています。
最近は愛情深い感性で、動物を人間のように描いている作品もあります。
これからどのように成長していくのか眼が離せず、並々期待できる院展の作家です。
日本藝術院会員
日本美術院業務執行理事
西田俊英

真夜中の出来事

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