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名称：渡部裕子個展「Liminal / 閾(いき)」KOKU 現代アートギャラリー
会期：2025年11月02日～2025年11月30日
会場：KOKU 現代アートギャラリー
開館時間：11:00〜18:00
休館日：水・木曜日
入場料：無料
住所：〒501-4222 岐阜県郡上市八幡町島谷1110
URL：KOKU 現代アートギャラリー

概要：書家でありアーティストの渡部裕子による個展「Liminal / 閾(いき)」。本展は、境界や遷移を意味する“Liminal”をテーマに、墨のにじみや線の間に生まれる静謐な「あわい（間）」を表現する。白と黒、始まりと終わりの間に広がる曖昧で繊細な領域に、強いエネルギーを宿す空間を描き出す。書の伝統を超え、立体や空間と融合させる渡部の作品は、見る者に“境界に在る感覚”を体感させる試みである。会期中にはレセプションイベントや、郡上八幡の飲食店とのコラボ企画も開催され、地域と芸術を結ぶ場としても注目される展覧会。

アーティスト略歴：渡部裕子（わたなべひろこ）―名古屋市在住の書家・アーティスト。4歳より書を学び、1996年より書に関わる仕事を開始。国内外で個展やインスタレーションを展開し、書を空間芸術として拡張する活動を続けている。2003年より「立体書」と呼ばれる独自の表現を発表し、光と影を取り入れた造形的書作品を多数制作。2014年には南オーストラリア州立美術館に11点の作品が永久収蔵されるなど、国際的にも高い評価を得ている。