「伊万里・鍋島に映った四季—和の意匠—展」戸栗美術館

名称:「伊万里・鍋島に映った四季—和の意匠—展」戸栗美術館
会期:2026年4月3日(金)~2026年6月21日(日)
会場:戸栗美術館
開館時間:10:00~17:00(入館受付は16:30まで)、金曜・土曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
休館日:月曜・火曜(祝日の場合は開館、両日とも祝日の場合は翌平日休館)、展示替期間
入場料:未定
住所:〒150-0046 東京都渋谷区松涛1-11-3
TEL:03-3465-0070
URL:戸栗美術館
概要:
「伊万里・鍋島に映った四季—和の意匠—展」は、日本の磁器文化を象徴する伊万里焼・鍋島焼における“和の美意識”をテーマとした企画展である。17世紀後半以降、肥前国(現・佐賀県)で生まれた伊万里・鍋島の磁器は、海外輸出を経て洗練された造形と文様を発展させた。本展では、桜、紅葉、富士山など日本の四季や自然を象徴する文様を中心に、約80点の優品を通して、和の情趣と意匠の変遷を紹介する。
展示作品には、藍染付や赤絵、金彩など、時代ごとの技術革新とともに形成された多様な表現が見られる。特に鍋島焼の端正な構図と精緻な筆致、伊万里焼の自由で洒脱な文様は、当時の文化的成熟を示すものであり、江戸期の工芸美の精華を伝えている。また、花鳥風月を描く意匠には、自然と人の関わりや季節感を重んじる日本独自の感性が息づく。
戸栗美術館が誇るコレクションを中心に構成される本展は、江戸時代の美的感覚を現代に伝えるとともに、陶磁器に映し出された“日本の四季”の豊かさを再発見する機会となる。








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