令和7年度特別展「昭和歌謡は杉並から生まれた テイチク東京吹込所物語」杉並区立郷土博物館
- 2025/11/10
- 東京
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名称:令和7年度特別展「昭和歌謡は杉並から生まれた テイチク東京吹込所物語」杉並区立郷土博物館
会期:2025年10月25日(土)~2025年12月7日(日)
会場:杉並区立郷土博物館
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日・毎月第3木曜日(祝休日と重なった場合は開館し翌平日休館)
入場料:100円(中学生以下、障害者手帳等を提示の方および付き添いの方は無料、20名以上の団体は1人80円)
住所:〒168-0061 東京都杉並区大宮1-20-8
TEL:03-3317-0841
URL:杉並区立郷土博物館
概要:
「昭和歌謡は杉並から生まれた テイチク東京吹込所物語」は、昭和歌謡の黎明期を支えた録音拠点「テイチク東京吹込所」に焦点を当て、その歴史と文化的影響を振り返る特別展である。昭和9年(1934年)、帝国蓄音器株式会社(現・株式会社テイチクエンタテインメント)は杉並区堀ノ内に東京吹込所を開設した。ここから「東京ラプソディ」「東京五輪音頭」など、昭和を象徴する名曲が数多く誕生し、平成11年(1999年)に閉鎖されるまで日本の音楽史に多大な足跡を残した。
本展では、刑部芳則氏(昭和歌謡史研究者)の監修のもと、テイチクエンタテインメントをはじめとする関係団体の協力を得て、当時の録音機材、レコード、宣伝資料、アーティスト写真などを展示。古賀政男、藤山一郎、東海林太郎、石原裕次郎、三波春夫といった名だたる作曲家・歌手たちの活動を通じて、昭和歌謡がどのように形成され、国民の心をとらえたのかを探る。
また、当時の吹込所の建築構造や録音風景の再現展示も行われ、音楽制作の舞台裏を体感できる構成となっている。昭和100年の節目にあたる本年、展覧会は“杉並が生んだ昭和の音”を再発見する場として、世代を超えて多くの来場者に郷愁と新たな発見を届ける。
作家略歴:
刑部芳則(おさかべ・よしのり)は、昭和文化史・日本近代史を専門とする歴史学者。特に昭和歌謡の社会的背景と音楽産業の形成史に関する研究で知られ、メディア文化や流行歌がいかに人々の生活や感情に影響を与えたかを探求している。本展では監修者として、テイチク東京吹込所の歴史的価値を文化史的観点から解説し、昭和期の音楽と都市文化の関係を明らかにする役割を担っている。








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