「タナカマコト展 “風、抜ける”」調布市文化会館たづくり展示室

切りひらひらく

名称:「タナカマコト展 “風、抜ける”」調布市文化会館たづくり展示室
会期:2021年9月18日(土) 〜 2021年11月14日(日)
開催時間:10:00~18:00
  ※会期中の休館日は以下のとおり 
  9月27日(月)~30日(木)、10月25日(月)・26日(火)
会場:調布市文化会館たづくり 展示室(たづくり1階)
料金:無料
住所:〒182-0026東京都調布市小島町2-33-1
TEL:042-441-6150
URL:調布市文化会館たづくり展示室

「タナカマコト展 “風、抜ける”」調布市文化会館たづくり展示室
「タナカマコト展 “風、抜ける”」調布市文化会館たづくり展示室

美術界に限らず音楽、CMにも作品を提供するなど活躍中の切り絵作家・タナカマコトさん。“風、抜ける”と題した本展では、「風鈴」をモチーフとしたインスタレーションをはじめ、約50点を展示します。
内容
切り絵—それは一枚の紙を切り抜いて絵を作り上げていく絵画手法。繊細で緻密に美しく仕上げられた作品は、いつの世も世界中の人々を驚かせてきました。
切り絵作家・タナカマコトさんの作品もその一つです。細かな下書きはせず、フリーハンドで一丁のはさみを巧みに扱い、レシートや書籍の言葉を残しながら形を切り抜き、残された言葉と切りぬかれた形を関連づける独自のスタイルで活動しています。代表作「タダのカミ様」は、人間の欲望の証拠とも言えるレシートを神様のフォルムにして浄化するというコンセプトのもとに制作されました。その媒体のもつ意味と形の関連づけの独自性が評価され、第20回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバルでグランプリを受賞。また、グランプリアーティスト展では、自身の娘さんへの読み聞かせから生まれた創作童話をテーマに、広辞苑や文庫本を素材に、会場いっぱいに拡がる切り絵のインスタレーション「切りひらひらく」を発表し、話題を呼びました。
“風、抜ける”と題した本展では、昔は魔除けとして使用されていた「風鈴」をモチーフとしたインスタレーションをはじめ、「タダのカミ様」「切りひらひらく」など約50点を展示します。また、展示室を飛び出し、エントランスホールには「お家で作って、たづくりに風鈴を飾ろう☆」で一般募集した作品とともに、新作を展示します。
生活のなかで目にする身近なものが美しく変わるさまをお楽しみいただければ幸いです。
公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団

作家プロフィール

タナカマコト
タナカマコト


タナカマコト
1982年生まれ。
細かな下書きはせず、フリーハンドで切り絵を制作。
レシートや書籍に印字された言葉を残しながら形を切り抜いたり、写真を切り抜くことで、媒体のもつ意味と切り抜かれた形を関連づける独自のスタイルで活躍する。主な受賞に、「汐博2010」シオサイト賞。「SICF20」グランプリ(2019年)。
主な個展に、「変身-henshin-」(2018年 サンシャイン展望台 SKY CIRCUS、東京)、「変身-henshin-」 (2016年 GALLARDA GALANTE、京都)、「切りひらひらく」(2020年 spiral showケース、東京)、「タダのカミ様」(2020年 spiral MINA-TO、東京)「ほつれても」(2021年 UNIQLO TOKYO エントランス、東京)
そのほか、ginza.com (GUCCI)制作(2020年)、ニトリTVCM(X’mas篇)制作(2014年)、MAJOLICA MAJORCA10周年記念スペシャルムービー制作(2013年)など、さまざまな場面で活躍の場を拡げている。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る