名称:「近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝11 近衞家とまつり」京都府京都文化博物館
会期:2021年9月25日(土) ー 2021年11月21日(日)
<前期> 9月25日(土)ー10月24日(日)
<後期>10月26日(火) ー11月21日(日)
休館日:月曜日
会場:京都文化博物館 2階展示室
開室時間:10:00~19:30(入場は閉室の30分前まで)
入場料:一般・大学生500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
※上記料金で3階フィルムシアターもご覧いただけます。 (催事により有料の場合あり)
※新型コロナウィルス感染症の今後の状況により、予定を変更する場合もございますのでご了承ください。
主催:京都府、京都文化博物館
協力:公益財団法人陽明文庫
住所:〒604-8183京都府京都市中京区三条高倉
TEL:075-222-0888
URL:京都府京都文化博物館
京都市右京区に所在する公益財団法人陽明文庫には、平安時代以来の貴重な歴史資料が数多く収蔵されています。陽明文庫は、摂政・関白という朝廷の最高官職に就いた藤原氏五摂家の一つ、近衞家の御蔵を継承した機関で、平安時代から幕末にいたるまでの公家資料の一大宝庫です。
陽明文庫には、わが国の歴史を考える上で欠くことのできない古記録が多数受け継がれていますが、そのなかで最も重要なものの一つが、平安時代に栄華を極めた藤原道長の日記「御堂関白記」です。「御堂関白記」には、当時の社会情勢のみならず、道長が参加した祭礼に関する記録も多く収められています。また、道長に続く歴代当主も、様々な行事の様子をその日記に書き留めています。今回の展示では、陽明文庫に伝わるこれらの古記録に導かれつつ、賀茂祭の盛儀を描く「賀茂祭絵巻」や、近衞家が崇敬した南都の社寺にまつわる作品などを通して、公家社会を取り巻く祭礼と行事の、その風雅な世界の一端に迫ります。
本展が王朝文化の精髄に触れていただく機会となれば幸いです。
出品資料
No. | 指定等 | 資料名 | 筆者等 | 員数 | 会期 | 制作期 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 国宝 | 御堂関白記 自筆本 寛弘七年上巻 | 藤原道長筆 | 1巻 | 前期 | 平安時代 寛弘7年(1010) |
2 | 国宝 | 御堂関白記 古写本 寛弘七年巻 | 1巻 | 前期 | 平安時代 11-12世紀 | |
3 | 国宝 | 御堂関白記 自筆本 寛仁二年上巻 | 藤原道長筆 | 1巻 | 後期 | 平安時代 寛仁2年(1018) |
4 | 国宝 | 御堂関白記 古写本 寛仁二年巻 | 1巻 | 後期 | 平安時代 11-12世紀 | |
5 | 賀茂祭絵巻 | 詞書:近衞家凞筆 絵:渡辺始興画 | 1巻 | 通期 | 江戸時代 18世紀 | |
6 | 重要文化財 | 春日鹿曼荼羅 | 1幅 | 前期 | 鎌倉時代 13世紀 | |
7 | 春日鹿曼荼羅(模本) | 1幅 | 後期 | 昭和時代 20世紀 | ||
8 | 藤原鎌足像 | 1幅 | 通期 | 室町時代 15-16世紀 | ||
9 | 重要美術品 | 柿本人麻呂像 | 後水尾天皇賛 聖護院道晃法親王画 | 1幅 | 通期 | 江戸時代 17世紀 |
10 | 柿本人麻呂像 | 近衞信尹画賛 | 1幅 | 通期 | 安土桃山-江戸時代 16-17世紀 | |
11 | 渡唐天神像 | 近衞信尹画賛 | 1幅 | 通期 | 安土桃山-江戸時代 16-17世紀 | |
12 | 七夕花扇使図 | 原在明画 | 1巻 | 通期 | 江戸時代 19世紀 | |
13 | 七夕花扇図 | 原在明画 | 1幅 | 通期 | 江戸時代 19世紀 | |
14 | 七夕花扇関連文書 | 2通 | 通期 | 江戸時代 18世紀 | ||
15 | 重要文化財 | 岡屋関白記 建長二年夏記 | 1巻 | 前期 | 鎌倉時代 14世紀 | |
16 | 重要文化財 | 岡屋関白記 寛元四年春夏記 | 1巻 | 後期 | 鎌倉時代 14世紀 | |
17 | 重要文化財 | 深心院関白記 文永二年記 | 近衞基平筆 | 1巻 | 前期 | 鎌倉時代 文永2年(1265) |
18 | 重要文化財 | 後深心院関白記 永和四年春夏記 | 近衞道嗣筆 | 1巻 | 後期 | 南北朝時代 永和4年(1378) |
19 | 重要文化財 | 後法成寺関白記 永正三年記 | 近衞尚通筆 | 1冊 | 前期 | 室町時代 永正3年(1506) |
20 | 重要文化財 | 後法成寺関白記 享禄四年記 | 近衞尚通筆 | 1冊 | 後期 | 室町時代 享禄4年(1531) |
21 | 重要文化財 | 後愚昧記 貞治六年記 | 三条公忠筆 | 1巻 | 前期 | 南北朝時代 貞治6年(1367) |
22 | 重要文化財 | 吉黄記 康元二年記 | 吉田経俊筆 | 1巻 | 後期 | 鎌倉時代 康元2年(1257) |
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