名称:特別展「九州山岳霊場遺宝 -海を望む北西部の山々から- 」九州歴史資料館
会期:令和3年10月9日(土)~令和3年12月5日(日)
開館時間:午前9時30分~午後4時30分
(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日 (ただし祝日・振替休日の場合はその翌日)
住所:〒838-0106福岡県小郡市三沢5208-3
TEL:0942-75-9575
URL:九州歴史資料館
古来、人は山を神が住まう場として崇めてきました。やがて仏教が渡来して山は修行の場ともなり、神仏が共生する聖地となって長い年月を重ねました。明治初めの神仏分離や修験廃止は、山のあり方に大きな影響を及ぼしましたが、しかし、今も多くの山が聖地として生き続け、そこには多くの貴重な文化財が伝えられています。日常生活や開発により変化が著しい市街地に比べると、山にはいにしえの面影が色濃くのこっています。山とそこに伝わる文化財は、歴史や文化を考える上できわめて重要な存在です。
そのような山について、九州歴史資料館では、九州を中心に調査研究を深めてまいりました。当館に事務局を置いて活動を続けてきた、九州山岳霊場遺跡研究会による成果の蓄積も進んでいます。
本展は、そのような調査研究の成果に基づくもので、とくに九州ならではの特徴である大陸との交流の痕跡を色濃くのこす、筑前と肥前の山々に絞り、それらの霊山を象徴する御尊像を中心とする、ゆかりの文化財を一堂に会して御紹介するものです。雄大な山とその歴史の全貌を、会場に収めることは叶いませんが、その粋だと言える文化財と向き合うことを通して、九州の山岳霊場の歴史とその特質や魅力を、体感していただきたいと思っております。
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