企画展「開館20周年記念 菅木志雄展 〈もの〉の存在と〈場〉の永遠」岩手県立美術館

菅木志雄 《周集系》 1998年 作家蔵 撮影:髙橋健治 ©Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

名称:企画展「開館20周年記念 菅木志雄展 〈もの〉の存在と〈場〉の永遠」岩手県立美術館
会期:2021年12月18日(土)ー2022年2月20日(日)
開館時間:9:30ー18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(1月10日は開館)、12月29日-1月2日、1月11日
主催:岩手県立美術館、公益財団法人岩手県文化振興事業団
後援:一般社団法人岩手県芸術文化協会、岩手県商工会議所連合会、岩手日報社、岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオ・もりおか、岩手ケーブルテレビジョン、情報紙ゆうゆう
協力:ギャラリー彩園子、東京画廊+BTAP、Blum & Poe
企画協力:小山登美夫ギャラリー
観覧料:[一般] 前売800円(当日1,000円)、[高校生・学生] 前売500円(当日600円)、[小学生・中学生] 前売300円(当日400円)
  *当日券の販売は当館のみです。
  *当日券をお買い求めの際、次の割引があります。
  20名以上の団体は前売料金と同額
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館

菅木志雄 《事位》 1980年 作家蔵 撮影:菅木志雄 ©Kishio Suga
菅木志雄 《事位》 1980年 作家蔵 撮影:菅木志雄 ©Kishio Suga
菅木志雄 《紙構露景》 1990年 作家蔵 撮影:髙橋健治 ©Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄 《紙構露景》 1990年 作家蔵 撮影:髙橋健治 ©Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄 《揺化律》 2018年 作家蔵 撮影:髙橋健治 ©Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄 《揺化律》 2018年 作家蔵 撮影:髙橋健治 ©Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 岩手出身で日本現代美術を代表する作家、菅木志雄。半世紀以上に渡る彼の仕事を、様々な手法の作品約100点により通覧します。
 現代美術家、菅木志雄(1944年岩手県生まれ、静岡県在住)は、60年代末から70年代の日本に起きた美術動向「もの派」の作家として知られています。もの派の活動が終息した後も様々な手法による作品を発表し続け、今日まで日本の現代美術をリードしてきた菅の活動は、近年海外でも高く評価されています。
 菅の作品は、並べる、曲げるといったシンプルな行為を加えながら、石や木、金属等の日常的な素材を空間に置いたり組み合わせたりすることによって、素材同士や置かれた場所、さらには人との関係性を考えさせるものです。既成概念を取り払い、独自の哲学の元、「もの」と「場」の本質を掘り下げることで、従来の美術の在り方を根本から問い直しました。そして、この制作姿勢はもの派の頃より現在まで変わることなく続いています。
 本展では、過去に岩手で発表された作品や今回のための最新作も交え、インスタレーション、レリーフ、ドローイング、写真、アクティヴェイション(またはイヴェント。作家によるパフォーマンス)の記録映像など多岐に及ぶ約120点の作品を、10年毎の時代に区分し通覧しながら、菅の半世紀以上にわたる制作活動を振り返ります。
 当館の開館20周年を記念する本展は、展示室内だけでなく、グランド・ギャラリー、屋外展示スペース等、全館で展開されます。いつもの美術館の空間が菅作品の「場」となり、新たな風景を見せてくれることでしょう。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る