企画展「いしかわの工芸 文化の深み ~わざの美 表現の美~」石川県立美術館
名称:企画展「いしかわの工芸 文化の深み ~わざの美 表現の美~」石川県立美術館
開催期間:2020年11月8日(日) ― 2020年12月20日(日)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休
会場:第7展示室、第8展示室、第9展示室
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館
美術館は絵を見るところ、そんな風に思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし全国には地域独自の文化を守っている美術館がたくさんあり、絵画だけでなくさまざまな分野の作品を展示しています。そして、石川県立美術館の大きな特色のひとつが、工芸のコレクションです。
石川県には、江戸時代から受け継がれてきた工芸の豊かな土壌があり、その土壌に深く根付いた文化があります。当館は、石川の文化の結晶である地域ゆかりの作家の作品や、縁あってこの地に集った工芸作品を61年の長きにわたって収集・保存してきました。どんな時代でも、この石川の地で作り続けられてきた工芸があります。厳しい時代だからこそ、文化の灯を絶やさない。そんな思いでいま、石川の工芸をご覧いただきます。
第一章「秋冬風景」は、季節に合わせた作品を選び、日本の風土に寄り添う工芸のあり方を感じていただきます。第二章「わざの美」は、日本伝統工芸展で活躍した作家を中心とし、伝統のわざと現代的な感性が融合した工芸の美を、第三章「表現の美」は、日展を中心に活躍した作家の作品から、自己の想像力と工芸素材の相剋による表現をご覧いただきます。
石川の工芸を代表する作家や、縁あって当館コレクションに加わった作家など、総勢86名による展示作品93点のうちには、近現代工芸分野の日本芸術院会員(前身の帝国美術院会員を含む)14名と、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)37名の作品が含まれます。工芸の世界を通して、石川の文化の深みを感じ取っていただければ幸いです。
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