「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん

「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん

名称:「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん
会期:2021年10月9日(土)▷ 10月31日(日)
開廊時間:11:00~17:30
定休日:火曜
場所:gallery yamahon
作家在廊日:10月9日(土)
住所:〒518-1325 三重県伊賀市丸柱1650
TEL: 0595-44-1911
URL: gallery yamahon

「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん
「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん

木々に囲まれた緑豊かな奈良県水間の地で陶芸家・辻村唯の仕事をご紹介します。
陶芸家・辻村史朗を父に持ち、育った環境から多くの古陶磁器などに触れ、猿投などの須恵器に強く惹きつけられてきた辻村は2003年に開催した初個展より黙々と自然釉の仕事を一貫して製作し続けている。自然釉(灰釉)とは焼成中、窯の中で器物の一部に降灰した土の成分が長時間の高温により溶けてガラス質に変化して釉薬となるためそのように呼ばれ、窯は丘陵の斜面をくりぬいたトンネル状の窖窯(あながま)で焼成された。自然釉の古くは須恵器、また中世では伊賀焼、信楽焼などもその代表的な陶磁器であるが、辻村の自然釉は自作の窖窯で独自の焼成方法により、古陶とは異なった冴え渡った緑光を放つ。モノは置かれる環境においてその佇まいも大きく異なり、モノから感じとる印象もまた随分と違ってくる。障子などから入る柔らかな光でモノを観ることも、茶室のような薄暗い室でモノを見る機会も現代の暮らしの空間においては、減少しつつあるが、改めてそういう場で鑑賞することで、自然の厳しさや壮大さそして何よりその静かな佇まいから作り手の優しさをより深く感じられるように思います。
本展では新作の大壷の他、器も多数、出展頂きます。どうぞご覧ください。

「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん
「辻村唯展 自然釉大壺」ギャラリーやまほん

辻村 唯 Yui Tsujimura
1975 奈良県生まれ 幼少期からやきものに触れ育つ
1993 父 辻村史朗に師事 本格的に陶芸の世界に入る
2000 奈良県水間にて築窯し独立
2003 大阪阪急百貨店にて初個展
2009 ギャラリーやまほんにて「岸野寛 辻村唯 細川護光 展」開催
2010 ニューヨークにて個展
2012 うつわ京都やまほんにて個展
2015 2018 ギャラリーやまほんにて個展

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る