「空白の果て」亀岡商工会館

「空白の果て」亀岡商工会館

名称:「空白の果て」亀岡商工会館
会期:2021年11月20日(土) 〜 2021年11月23日(火)
時間:11:00~18:00(最終入場17:30まで)
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒621-0804 京都府亀岡市追分町下島40-1
URL:亀岡商工会館

亀岡市にある亀岡商工会館。2022年に解体が決まったこの建物を会場に3名の作家の展示を行います。
亀岡商工会館は、保津川の川沿いに佇む廃墟のような様相の建物であり、その歴史や周辺の変容を辿っていくと「空白」な場所であるといえます。
元々は保津川下り乗船場を併設した保津川観光会館として、1958年に建設されました。しかし、労働争議により他所へ移ることとなり、その後、亀岡商工会議所が買い取り、1973年に現在の名となりました。1999年に他所に移転するまで使われました。その後はテナント物件として貸し出しますが、近年ではほとんど使われることなく老朽化しつつ今日にいたっています。
この度、2022年に解体することが決まりました。
亀岡商工会館という建物は、確かにそこに存在はしているのに、役割を与えられることなく空白のままにゆっくりと果てていく。そんな建物の在り様を私は美しいと思う。そして、同時に畏怖の念を抱く。
今回の展示は、この建物の最後に何か手向けることをしたいと思い企画いたしました。
新型コロナウイルス感染症の影響で不安な時期ではございますが、ご来場いただいた方が作品と共に、建物の最後を感じていただければ幸いです。(マツオカヒロタカ)
出展作家
八太 栄里 / 松本 さやか / マツオカ ヒロタカ

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る