名称:企画展「NITTAN ART FILE4:土地の記憶~結晶化する表象」 苫小牧市美術博物館
会期:2022年1月15日(土)〜3月13日(日)
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
料金:一般300(240)円、高大生200円(140)円、小中学生以下無料
※( )内は10名以上の団体料金
※年間観覧券による観覧可能
※免除申請についてはお問い合わせください。
※併せて中庭展示、常設展示もご覧いただけます。
休館日:月曜日
主催:苫小牧市美術博物館
協力:NPO法人樽前artyプラス
後援:苫小牧信用金庫、北海道新聞苫小牧支社、株式会社苫小牧民報社、株式会社三星
北海道新幹線×nittan地域戦略会議
住所:〒053-0011北海道苫小牧市末広町3-9-7
TEL:0144-35-2550
URL:苫小牧市美術博物館
「NITTAN ART FILE」は、北海道の南西部「胆振・日高地方」の総称である「日胆(にったん)」ゆかりの現代作家及び同地に着想を得た作品を紹介する企画展シリーズです。
第4回となる本展では、「土地の記憶」をテーマに、固有の場所にまつわる歴史やそこに蓄積されていく記憶を源泉とする表象―感覚的に思い浮かべられる知覚や心象、観念など―を、美術家、版画家、写真家、構造家という4名の現代作家たちの芸術表現によりご覧いただきます。
出品作家
(1)こだま・みわこ(版画家)
1963年北見市生まれ、平取町在住。1987年武蔵野美術大学大学院修士課程修了。
1991年より日高地方の西端に位置する平取町に移住。
廃校となった町内の旧川向小学校を「沙流川アート館」として制作と展示活動を行っている。沙流川周辺の土地で感じた音や気配などに着想を得た作品をはじめ、北方民族をテーマにした素朴で味わい深い木版画を制作。
自らの心象や主観に基づくものの見え方の尊重を念頭に置き、時間軸や遠近法、再現性にとらわれない独自性の高い表現を探求している。
2015年鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞 大賞受賞。
(2)是恒さくら (これつね・さくら/美術家)
1986年広島県生まれ、苫小牧市在住。
2010年アラスカ大学フェアバンクス校卒業。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程地域デザイン研究領域修了。2018年~2021年、東北大学東北アジア研究センター学術研究員。
アラスカや東北・北海道各地の捕鯨、狩猟文化、海の精神文化についてフィールドワークと採話を行い、リトルプレスや刺しゅう、造形作品として発表。
2019年に市内のアートイベント「樽前arty」に参加し、苫小牧の土地に想を得た作品を出品。本展開催に際して、NPO法人樽前artyプラスと共に「タルマイ浜編集部」を立ち上げる。2021年苫小牧市へ移住。
(3)佐藤祐治 (さとう・ゆうじ/写真家)
1975年伊達市生まれ、札幌市在住。2001年日本大学通信教育部哲学専攻卒業。
2008年より、「メタ佐藤」名義で写真活動を始める。
「写真」の内外を写真自体により再定義することで、写真固有の特性の表出を試みる。
景色の美しさに内在する、被写体と視点の関係性を探求し、近年は北海道の近代史を背景に、「雨乞い」、「龍神伝説」といった土着の信仰にまつわるテーマを追求。認識と経験の関係性について問いかける写真作品を制作している。
あわせて、モノクロ写真をAI(人工知能)によって色付けするシリーズ「愛のカラー写真」も手掛ける。
(4)山脇克彦 (やまわき・かつひこ/構造家)
1968年奈良県出身、大阪市生まれ、札幌市在住。
1992年神戸大学院環境計画学科修士課程修了。2015年に山脇克彦建築構造設計設立。
苫小牧信用金庫 まちなか交流館(2011年・設計:北海道日建設計)、当麻町役場(2018年)、北海道大学医学部百年記念館(2019年/札幌市)など、風土に根差した木造空間を実現。
ウポポイ 国立民族共生公園 体験交流ホール(2019年/白老町)、夕張市清水沢都市拠点複合施設 りすた(2020年)のほか、苫小牧市在住の彫刻家 藤沢レオの《場の彫刻―大柱》(2018年)の構造設計も手掛ける。
2018年日本構造デザイン賞受賞。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。