特別展「いまも変わらぬ魅力 二眼レフカメラ展」日本カメラ博物館

特別展「いまも変わらぬ魅力 二眼レフカメラ展」日本カメラ博物館

名称:特別展「いまも変わらぬ魅力 二眼レフカメラ展」日本カメラ博物館
会期:2022年2月8日(火)~6月19日(日)
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
  ※GW期間中の4/29~5/8は休まず開館
入館料:一般 300 円、中学生以下 無料
  団体割引(10名以上)一般 200 円
住所:〒102-0082東京都千代田区一番町25 JCII一番町ビルB1F
TEL:03-3263-7110
URL:日本カメラ博物館

日本カメラ博物館では、2022年2月8日(火)から6月19日(日)まで、特別展「いまも変わらぬ魅力 二眼レフカメラ展」を開催します。
ファインダー用レンズと撮影用レンズが上下に並んでいる「二眼レフカメラ」は、登場以来世界中で人気となり、様々な二眼レフカメラが作られました。日本でも多くの二眼レフカメラが製造され、特に戦後においては「リコーフレックスⅢ」が爆発的な人気を得るなど、カメラブームを牽引する製品として一時代を築きます。最盛期となる1950年代には大小のメーカーが林立し、カメラ名の頭文字をアルファベット順で並べるとAからZまでが一部を除きほとんどそろうといわれるほどの隆盛を誇りました。
その後は一眼レフカメラの台頭もあり、1960年代以降は徐々に主軸製品から退いていきましたが、6×6センチ判のましかく画面や、ピントや構図を上から覗いて確認するウエストレベルファインダー、独特な縦型デザインなど、二眼レフカメラの独自スタイルは根強い人気を維持し、デジタルネイティブ世代となった現在でも新たなユーザーを獲得し続けています。
今回の特別展では、二眼レフカメラの原型となったカメラをはじめ、長期間製造された多様な二眼レフカメラについて分類しながら紹介し、その魅力をお伝えします

展示予定より
「アカデミー 1号」
1882(明治15)年 マリオン(イギリス)
撮影用レンズの上にピント調節用のレンズを設け、カメラの背面から画像を確認する方式の二眼カメラ。このカメラが二眼レフカメラの原型とされる。
「バザン レフレックスカメラ」
1890(明治23)年 シャルル・バザン(フランス)
ピント調節が可能で、反射ファインダーを装備した二眼レフカメラ。カメラ内部に13枚の乾板を収納できる。
「ローライフレックス オリジナル」
1929(昭和4)年 フランケ&ハイデッケ(ドイツ)
のちに二眼レフカメラの代表的な機種となる「ローライフレックス」の最初の機種。
「スーパーフェクタ」
1932(昭和7)年 ウエルタ(ドイツ)
蛇腹を採用した珍しい形状をしており、縦位置と横位置の切り替えが可能な二眼レフカメラ。
「ローライコード」
1935(昭和10)年 ツァイス・イコン(ドイツ)
「ローライフレックス」の普及型として登場。後に各国が製造した二眼レフカメラの基礎となった。外装の装飾から“金ぴかコード”の愛称でも親しまれた。
「コンタフレックス」
1960(昭和35)年頃 バッハ・オーリコン(アメリカ)
35ミリフィルム使用の二眼レフカメラ。レンズ交換式でカメラとして初めて電気露出計を装備するなど、画期的な機構を装備。当時としては非常に高価なカメラであった。
「リコーフレックスⅢ」
1950(昭和25)年 理研光学工業(日本)
低価格で写りが良く、戦後の二眼レフカメラブームのきっかけとなり、プレミア価格で販売されるほどの人気を誇った。
「ミニコード」
1951(昭和26)年 ゲルツ・ウィーン(オーストリア)
16ミリフィルムを使用し、10×10ミリの画面を撮影する小型の二眼レフカメラ。ファインダーはプリズム内蔵で斜め上から覗く。
「ローライフレックス 4×4」
1957(昭和32)年 フランケ&ハイデッケ(ドイツ)
127フィルムを使用し4×4センチ判の画面を撮影する小型の二眼レフカメラ。グレーの外装が人気を博し、他のメーカーも追随するように同タイプの二眼レフカメラを発売した。
「マミヤ C330 プロフェッショナルf」
1975(昭和50)年 マミヤ光機(日本)
レンズ交換式の二眼レフカメラとして人気を博した1956(昭和31)年の「マミヤフレックスCプロフェッショナル」の後継機。1983(昭和58)年の「C330プロフェッショナルS」まで改良を加えながら製造された。
(展示予定機種は変更される場合があります)
※ここに記載したカメラ名は展示予定機種の一部です。

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