「The Adventure of Fine Art Prints」たましん美術館

「The Adventure of Fine Art Prints」たましん美術館

名称:「The Adventure of Fine Art Prints」たましん美術館
会期:2022年01月15日(土)~2022年03月27日(日)
休館日:月曜休館、2月21日から2月25日
    月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、展示替期間は休館、年末年始休館
開館時間:10:00 〜 18:00
入場料:一般 500円、大学生・高校生 300円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場:たましん美術館
主催:公益財団法人たましん地域文化財団
共催:武蔵野美術大学
後援:公益財団法人立川市地域文化振興財団
住所:〒190-8681東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫本店1F
TEL:042-526-7788
URL:たましん美術館

日本の絵画史において、「版画」という表現形式は、時代の趨勢、流行、移り変わり、そういった変化に対して常に生き生きとした反応を示し、その都度、軽やかなる変遷を遂げてきました。これは、版画が元来、情報を広範に伝達するための手段であった印刷技術の発展と不可分なものであったという点にも遠因があるでしょう。そしてその軽さこそが版画の持つ強みであり、他のファインアートとは一線を画す魅力であるとみなすこともできます。
日本の現代版画を、美術教育の側面から牽引するという重要な役割を果たしてきたのが、武蔵野美術大学です。現代版画界の第一線で活躍する作家たちの指導により、今も各界で活躍する次代の創作者を輩出しています。その武蔵野美術大学が、いま大きな変化を迎えようとしています。同大学油絵学科版画専攻は、2023年度からグラフィックアーツ専攻へと名称を変更します。「版画」から「グラフィックアーツ」へ。より多方向への展開を意味するグラフィックアーツという名称は、軽やかにジャンルを横断していく版画の可能性をさらに広げることとなるでしょう。
そうした変革を眼前に臨みつつ、本展は、多摩地域における芸術文化の振興を目的とするたましん美術館と、その多摩に拠点を構える武蔵野美術大学が、共同企画いたしました。武蔵野美術大学美術館および作家ご本人の協力を得て、同大学の教員(現職・退職)そして若き助教スタッフにいたるまで、幅広い年代にわたる版画作品が一堂に集まりました。約半世紀にわたる武蔵野美術大学の版画・グラフィックアーツの展開を振り返るとともに、同大学が「社会とつながるメディア」として定義する版画の、今後のさらなる進展の可能性を感じ取っていただければ幸いです。
(前期) 武蔵野美術大学と版画: 1月15日 (土)〜2月20日 (日)
(後期) 版画からグラフィックアーツへ: 2月26日(土)〜3月27日(日)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る