名称:写真家エリオット・アーウィット作品展「観察の美学 筋書きのない写真たち」FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
会期:2022年3月31日(木)~6月29日(水)
開館時間:10:00-19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
入館料:無料
※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。
作品点数:約30点(予定)
主催:富士フイルム株式会社
住所:〒107-0052東京都港区赤坂9-7-3(東京ミッドタウン、FUJIFILM SQUARE内)
TEL:03-6271-3350
URL:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
写真展について
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館は、2022年3月31日(木)から6月29日(水)まで、世界中で愛され、写真家集団マグナム・フォト(1947年設立、以下マグナム・フォト)※の一員としても長年活躍してきた写真家エリオット・アーウィットの作品展を開催いたします。
エリオット・アーウィット(1928– )は、1949年以来、ニューヨークを拠点に約70年にわたり活躍してきた写真家です。マグナム・フォトの創設メンバーであるロバート・キャパの推薦を受け、1953年、25歳の若さでマグナム・フォトに参加したアーウィットは、1966年から1968年まで3期にわたって会長を務めるなど、マグナム・フォトの初期メンバーとしてその活動を支えると同時に、広告写真や映画、テレビ番組など、写真作品以外のジャンルにおいても多才ぶりを発揮してきました。
本展は、写真家エリオット・アーウィットの往年の名作から約30点を選りすぐり、1980 – 90年代に制作された貴重なオリジナル・プリントで展示するものです。
ウィットとユーモアに富み、人間味あふれるアーウィットの写真は、いつの時代も多くの人々から愛されてきました。恋人たちの一瞬、子どもたちの愉快な表情、人間と犬とのユーモラスな関係……目の前で起こる偶発的なドラマを、冷静に、そして愛情深く見つめる「観察の美学」ともいうべき視点には、アーウィット自身の生き方が投影され、瞬間を記録する写真という表現によって、人生の喜怒哀楽が濃密に描かれています。20世紀の写真表現を象徴するかのような美しいゼラチン・シルバー・プリントは、アーウィットの魅力と同時に、“記録する”という写真の原点を強く訴えかけてくるものです。
現在もマグナム・フォト最高齢の写真家として重要な地位を占めるエリオット・アーウィット。普遍的な魅力を放つ名作の数々をどうぞご堪能ください。
※ 1947年、報道写真家ロバート・キャパの発案で、アンリ・カルティエ・ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアらと、写真家の権利と自由を守り、主張することを目的として創設された、世界を代表する国際的な写真家集団。
プロフィール
エリオット・アーウィット (1928– )
Elliott Erwitt
1928年、ロシア人の両親のもと、パリで生まれる。11歳の時にアメリカに移住し、ロサンゼルスのシティ・カレッジで写真を学んだ。1949年、ニューヨークで写真家として本格的に活動を開始する。1953年、25歳の若さで当時、世界的な写真家であったロバート・キャパに推薦され、マグナム・フォトに参加する。彼の作品はウィットとユーモアに富んだ人間味あふれるもので、ジャーナリスティックなエッセイから広告写真まで、多種多様である。大規模な写真展も過去、ニューヨーク近代美術館をはじめ、世界各地の代表的な美術館で開催された。写真集に『我われは犬である』(高橋周平訳、JICC出版局、1992年)『ふたりのあいだ』(小川潤子訳、マグナム・フォト東京支社、1994年)『美術館にいこうよ!』(クレオ、1998年)『PERSONAL BEST』(2006年)『UNSEEN』(2007年)『NEW YORK』(2008年)『DOGS』(2008年、いずれもteNeues)など。現在、ニューヨーク在住。
(公式サイトより)
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