名称:「雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション」ハラミュージアムアーク
会期:2022年3月19日(土)〜2023年1月9日(月)
第1期(春夏季)
2022年3月19日(土)~9月4日(日)
第2期(秋冬季)
9月10日(土)~2023年1月9日(月・祝)
会場:原美術館
時間:9:30〜16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:木曜日 展示替え期間、2023年1月1日
※ただし、祝日と8月、12月29日は開館
観覧料:一般 1,100円
大高生 700円
小中生 500円
70歳以上 550円
※原美術館メンバーシップ会員は無料、学期中の土曜日は群馬県内の小中学生の入館無料
※ぐーちょきパスポートを提示の方、障がいのある方は特別料金規定あり
※団体については美術館に直接お問合せください
※伊香保グリーン牧場とのセット券(一般1,800円、大高生1,500円、中学生1,400円、小学生800円/※5月3日、4日、5日は販売を中止)
※カフェ、ミュージアムショップのみ利用の場合も原美術館ARCへの入館料が必要です
住所:〒377-0027群馬県渋川市金井2855-1
TEL:0279-24-6585
URL:ハラミュージアムアーク
今春より原美術館ARCでは、「雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション」展を開催します。昨年の「虹をかける」に続き、今年も作品制作や鑑賞のあり方の一端を表す言葉を原美術館ARCの豊かな自然環境に求め、「雲をつかむ」と題し、「原美術館コレクション」(現代美術)と「原六郎コレクション」(東洋古美術)を春夏季と秋冬季の2期に分けて展観します。
「雲をつかむ」という言葉は、「雲をつかむような話」といったように、漠然としてとらえどころのない様や、現実味のないことを意味し、少々ネガティブな印象を与えます。しかし、一般的な意味・解釈から解放すれば、非現実的と思われることにあえて挑戦する姿勢や、混沌とした状況や不透明な事象から、真実らしきものや本質とみなし得るものをとらえようとする意志を表すポジティヴな言葉とみなすこともできます。
そのような「雲をつかむ」という言葉を基に現代美術ギャラリーA、B、Cに展示される作品の多くは、作家が自己や美術や社会の本質をつかもうと独自の理論・手法を編み出して制作した作品や、現実の再現ではなく概念を作品化したもの、具体的な像を結ばない抽象絵画や立体、不可解な光景が連なる多義的な写真作品など。
一方、特別展示室・観海庵では、雲を描くことで場面を転換したり時の流れを表したりする日本近世絵画や、仏教絵画における雲の表現をご覧いただきます。また、円山応挙の『淀川両岸図巻』を巻き替えながら通年で展示。本図を描くための応挙の淀川体験と意図を下図から読み解きます。
原美術館ARCの広い空には、西の山の向こうから雲が現れてはかたちを変えながら流れていきます。雲水を眺めながら作品の意図をつかもうと次から次へと考えを巡らせる――ここは、そのような場所です。
◆ 出品作家(予定)
第1期(春夏季)出展作家
現代美術:エレーナ アルメイダ、井田照一、内倉ひとみ、笹口数、杉本博司、須田悦弘、ピエール スーラージュ、辰野登恵子、野村仁、ナム ジュン パイク、藤本由紀夫、宮脇愛子、森村泰昌、山口長男、吉田克朗、エドワード ルシェ、ジャン=ピエール レイノー、リチャード ロングなど
古美術:狩野派「蘭亭図」、円山応挙「淀川両岸図巻」(下図)、「仏涅槃図」など
第2期(秋冬季)出展作家
現代美術:榎倉康二、大野智史、加藤泉、白髪一雄、中村一美、鳴海暢平、堀浩哉、ジョナサン ボロフスキー、増田佳江、ジャック モノリー、トレイシー モファット、森弘治、横尾忠則、吉田克朗、李禹煥など
古美術:円山応挙「淀川両岸図巻」(下図)、「帰去来・放白鵬図」など
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