[生誕150年 山元春挙]滋賀県立美術館

[生誕150年 山元春挙]滋賀県立美術館

名称:[生誕150年 山元春挙]滋賀県立美術館
会期:2022年4月23日(土)〜6月19日(日)
休館日:毎週月曜日
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
会場:滋賀県立美術館 展示室3
観覧料:
   一般 1,200円(1,000円)
   高・大生 800円(600円)
   小・中生 600円(450円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
   ※身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
主催:滋賀県立美術館、京都新聞、生誕150年山元春挙展実行委員会
助成:一般財団法人地域創造
住所:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1(文化ゾーン内)
TEL:077-543-2111
URL:滋賀県立美術館

 山元春挙 《瑞祥》 1931 (昭和6)年 足立美術館蔵
山元春挙 《瑞祥》 1931 (昭和6)年 足立美術館蔵

滋賀県膳所町(当時)に生まれた山元春挙は、近代京都画壇を代表する画家のひとりです。円山派の伝統を踏まえながらも力強く壮大な画風を創始し、明治、大正、昭和の画壇で華々しく活躍しました。特に、当時としては珍しい、カメラを活用した取材から生み出された風景表現は、春挙芸術の真髄と言えるでしょう。生誕150年を記念する本展では、館蔵作品のほか各地の春挙の代表作を紹介し、その画業を一望します。
山元春挙
山元春挙は、明治4年11月24日(西暦1872年1月4日)滋賀県膳所町(当時)に生まれました。一度は商家に養子に入ったものの絵の道が諦めきれず、十代の頃、京都の円山四条派の流れをくむ野村文挙に入門します。その後、「明治の応挙」と称された森寛斎に改めて師事。竹内栖鳳とともに、京都画壇の二大勢力として若いうちから頭角を現しました。
春挙の表現の特色は、力強く壮大な画風と華やかな色使いです。写真や科学技術に興味を持ち、油彩画の技法に着目するなどしながら、ダイナミックで華麗な風景画を得意としました。国内外の博覧会でも活躍し、その多くが宮内庁御用画となったことも注目されます。弟子の育成にも熱心に取り組み、春挙の力量と人柄を慕った弟子達が各地から集まりました。
1917(大正6)年には帝室技芸員に任命され、名実ともに京都画壇の中心的存在となりますが、1933(昭和8)年、病に倒れ急逝しました。

山元春挙 《ロッキーの雪》1905(明治38)年頃 髙島屋史料館蔵
山元春挙 《ロッキーの雪》1905(明治38)年頃 髙島屋史料館蔵 (展示期間4月23日-5月22日)
山元春挙 《山上楽園》1922(大正11)年 京都市美術館蔵
山元春挙 《山上楽園》1922(大正11)年 京都市美術館蔵 (展示期間 4月23日-5月22日)
山元春挙《奥山の春》1933(昭和8)年 足立美術館蔵
山元春挙《奥山の春》1933(昭和8)年 足立美術館蔵
山元春挙《義士の面影》1931(昭和6)年 個人蔵
山元春挙《義士の面影》1931(昭和6)年 個人蔵
山元春挙 《武陵桃源図》1926 (大正15)年 滋賀県立美術館蔵
山元春挙 《武陵桃源図》1926 (大正15)年 滋賀県立美術館蔵 (展示期間5月24日-6月19日)
山元春挙《寒山帰牧》明治30年代前半 京都市美術館蔵
山元春挙《寒山帰牧》明治30年代前半 京都市美術館蔵 (展示期間5月24日-6月19日)
山元春挙 《春の海》1928(昭和3)年 愛媛県美術館蔵
山元春挙 《春の海》1928(昭和3)年 愛媛県美術館蔵 (展示期間4月23日-5月22日)
山元春挙《万年雪図》 1915(大正4)年 滋賀県立美術館蔵
山元春挙《万年雪図》 1915(大正4)年 滋賀県立美術館蔵 (展示期間5月24日-6月19日)
山元春挙伝記マンガ © 河野沙也子
山元春挙伝記マンガ © 河野沙也子
山元春挙
山元春挙
[生誕150年 山元春挙]滋賀県立美術館
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