「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」千葉市美術館

「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」千葉市美術館

名称:「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」千葉市美術館
会期:2023年1月13日(金)〜2023年2月26日(日)
   前期:1月13日(金)~2月5日(日)
   後期:2月7日(火)~2月26日(日)
会場:千葉市美術館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
   ※金・土曜日は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日:2月6日(月)
休室日:1月30日(月)
観覧料:一般 1,200円(960円)
   大学生 700円(560円)
   小・中学生、高校生 無料
   ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
   ※( )内は前売り、市内在住65歳以上の方の料金
   ※前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ、ローソンチケット(Lコード:32618)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて1月12日まで販売(1月13日以降は当日券販売)
   ◎ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額
   ◎本展チケットで7階「新収蔵作品展」、5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧できます
住所:〒260-0013千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311
URL:千葉市美術館

亜欧堂田善 《両国図》 江戸時代(18~19世紀)重要美術品 秋田市立千秋美術館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 《両国図》 江戸時代(18~19世紀)重要美術品 秋田市立千秋美術館蔵 ※後期展示

江戸時代後期に活躍した洋風画家、亜欧堂田善(あおうどうでんぜん 1748〜1822)は、現在の福島県須賀川市に生まれ、47歳の時に白河藩主松平定信の命を受け、腐食銅版画技法を習得した遅咲きの画人です。主君の庇護のもとで試行錯誤を重ねた田善は、ついに当時最高峰の技術を身につけ、日本初の銅版画による解剖図『医範提鋼内象銅版図』や、幕府が初めて公刊した世界地図『新訂万国全図』など、大きな仕事を次々に手掛けていきます。
一方で、西洋版画の図様を両国の花火に取り入れた《二州橋夏夜図》や、深い静寂と抒情を湛える《品川月夜図》など最先端の西洋画法と斬新な視点による江戸名所シリーズや、《浅間山図屏風》(重要文化財)に代表される肉筆の油彩画にも意欲的に取り組み、洋風画史上に輝く傑作を多く世に送り出しました。
首都圏では実に17年ぶりの回顧展となる本展では、現在知られる銅版画約140点を網羅的に紹介するとともに、肉筆の洋風画の代表作、谷文晁・司馬江漢・鍬形蕙斎といった同時代絵師の作品、田善の参照した西洋版画や弟子の作品まで、約250点を一堂に集め、謎に包まれたその画業を改めて検証します。(会期中大幅な展示替えを行います)

亜欧堂田善 《品川月夜図》(『銅版画東都名所図』のうち) 江戸時代(19世紀)重要文化財 須賀川市立博物館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 《品川月夜図》(『銅版画東都名所図』のうち) 江戸時代(19世紀)重要文化財 須賀川市立博物館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 《今戸瓦焼図》 江戸時代(18~19世紀) 神戸市立博物館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 《今戸瓦焼図》 江戸時代(18~19世紀) 神戸市立博物館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 《江戸城辺風景図》 江戸時代(18~19世紀) 東京藝術大学蔵
亜欧堂田善 《江戸城辺風景図》 江戸時代(18~19世紀) 東京藝術大学蔵
亜欧堂田善 《フローニンヘンの新地図》(『銅版画見本帖』のうち)江戸時代(19世紀)重要文化財 須賀川市立博物館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 《フローニンヘンの新地図》(『銅版画見本帖』のうち)江戸時代(19世紀)重要文化財 須賀川市立博物館蔵 ※後期展示
亜欧堂田善 『医範提綱内象銅版図』 文化5年(1808) 杜若文庫蔵
亜欧堂田善 『医範提綱内象銅版図』 文化5年(1808) 杜若文庫蔵
亜欧堂田善 《二州橋夏夜図》(『銅版画東都名所図』のうち) 江戸時代(19世紀)重要文化財 須賀川市立博物館蔵 ※前期展示
亜欧堂田善 《二州橋夏夜図》(『銅版画東都名所図』のうち) 江戸時代(19世紀)重要文化財 須賀川市立博物館蔵 ※前期展示
亜欧堂田善 《浅間山図屏風》 江戸時代(19世紀)重要文化財 東京国立博物館蔵 TNM Image Archives ※後期展示
亜欧堂田善 《浅間山図屏風》 江戸時代(19世紀)重要文化財 東京国立博物館蔵 TNM Image Archives ※後期展示

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