「ますむらひろし展」山形美術館

「ますむらひろし展」山形美術館

名称:「ますむらひろし展」山形美術館
会期:2022年7月15日(金)〜2022年8月28日(日)
会場:山形美術館 2階 第3・4展示室
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 7月19日(火)
   ※7月18日(月・祝)は開館
観覧料:一般 1,200円(1,000円)
   高大生 600円(500円)
   小中生 400円(300円)
   ※( )内は前売料金
   ※団体は20名以上で当日料金から各2割引 
   ※土曜日は中学生以下無料 
   ※障がい者とその付添者1名は当日料金の半額 
   ※山形美術館キャンパス・メンバーズ登録校の学生は学生証の提示で無料
住所:〒990-0046山形県山形市大手町1-63
TEL:023-622-3090
URL:山形美術館

《「ヨネザド凱旋」原画展ポスター》(2000年発表) ©ますむらひろし
《「ヨネザド凱旋」原画展ポスター》(2000年発表) ©ますむらひろし

山形県米沢市出身の漫画家ますむらひろし(1952年生まれ)の画業を紹介する展覧会を開催します。
県立米沢興譲館高等学校を卒業後、デザイン学校に入学するため上京し、1973年に週刊『少年ジャンプ』で「霧にむせぶ夜」が手塚賞に準入選しデビューします。雑誌『ガロ』や『マンガ少年』などでキャリアを積み、猫のヒデヨシと個性豊かな仲間たちが繰り広げる漫画「アタゴオル」シリーズは宮沢賢治が提唱した「イーハトーブ」の精神を作家独自の感性で受けとめて展開し、多くのファンを獲得しました。また宮沢賢治の物語を漫画化し、『銀河鉄道の夜』は80年代に初めて取り組んでから現在の最新作に至るまで、ますむらのライフワークとなっています。
2005年からは、葛飾北斎が描く日本の風景に「アタゴオル」の住人たちが溶け込んだイラスト作品「アタゴオル×北斎」シリーズを発表。北斎の浮世絵に描かれた風景を分析し、新たな解釈を加えて描かれた同シリーズには偉大なる先人への畏敬の念を感じることができます。
また、ますむらが描く世界には「ヨネザアド」という名称や登場人物たちが操る方言など、たびたび故郷・米沢の要素が登場します。本展では「アタゴオル」「北斎」「宮沢賢治」といった多彩なますむらワールドに加えて、山形関連の作品も紹介します。地元が生んだ独創的で愛情溢れるますむらひろしの世界をじっくりお楽しみください。

《青猫島雨床通り》(1976年発表) ©ますむらひろし
《青猫島雨床通り》(1976年発表) ©ますむらひろし
《かき氷の祈り》(1994年発表) ©ますむらひろし
《かき氷の祈り》(1994年発表) ©ますむらひろし
《銀河鉄道の夜》(2001年発表) ©ますむらひろし
《銀河鉄道の夜》(2001年発表) ©ますむらひろし
《アルルの跳ね橋》(2005年発表) ©ますむらひろし
《アルルの跳ね橋》(2005年発表) ©ますむらひろし
《尾州不二見原(冨嶽三十六景)》(2010年発表)©ますむらひろし
《尾州不二見原(冨嶽三十六景)》(2010年発表)©ますむらひろし
《漁師図》(2018年発表) ©ますむらひろし
《漁師図》(2018年発表) ©ますむらひろし
《銀河鉄道の夜・四次稿編》(2020年発表) ©ますむらひろし
《銀河鉄道の夜・四次稿編》(2020年発表) ©ますむらひろし

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