名称:「Can Dialectics Break Bricks?(弁証法はレンガを破壊できるのか?)」黒住教宝物館 まることセンター
会期:2022年4月23日(土)~2022年5月5日(木)
開館時間:10:00 〜 16:00
休館日:火曜 火曜日が祝日の場合は火曜日は開館し翌日休館
入場料:500円
会場:黒住教宝物館 まることセンター
住所 〒701-1212 岡山県岡山市北区尾上2770
TEL:086-284-2121
URL:黒住教宝物館 まることセンター
黒住教8代目、黒住宗芳によるプロジェクト、「まること」の一環としてキュレーションに川上幸之介氏を迎え、現代アートの展覧会「Can Dialectics Break Bricks?(弁証法はレンガを破壊できるのか?)」を開催します。
芸術はこれまで、同時代の出来事への反応といった社会的、政治的な側面を持つことで、人々の間に論争を巻き起こしながら、世界を変える一助にもなってきました。ルネ・ビエネの作品「弁証法はレンガを壊せるのか?」から引用された本展は、ビエネをはじめとして、急進的な思想を「Détournement(転用)」をユーモラスに用いて、社会に影響を与えた作品が選ばれています。本展を通して、アートの持つ力と、社会との関係性について考え、革新的なアートがどのように多元的な社会を切り開いたのかを見つめ、つぎの社会を考えるための場を作りたいと考えています。
本展は、ステンシルと呼ばれる、型紙を用いたグラフィティをストリートで表現し、反資本主義や反権力といったコンセプトのもと、1990年代から活動しているバンクシーによる「ナパーム」 、60年代半ばに非暴力による挑発で国家の暴力を誘発させた、オランダのカウンターカルチャー「プロヴォ」のメンバー、ステフ・ディヴィッドソンにより編集された「ポリティカル・コミックス」、9歳の少女・マルジャンが革命と戒律の中、歴史に翻弄されながら自分らしい生き方を模索する少女をユーモラスに描いた、70年代から90年代の混迷するイランを舞台としたマルジャン・サトラピ監督による自伝的グラフィック・ノベル「ペルセポリス」、音楽や芸術が内包する時間の経験と実社会の接続を試みる作品を制作するバンド、core of bellsとアーティスト活動を並行させる池田武史による、「This question may have something inconvenient, it’s not possible to answer … 」、カンフーを背景に、革命的な扇動による階級闘争を描いた1973年にフランスのルネ・ヴィエネによって製作されたシチュアシオニスト映画「Can Dialectics Break Bricks?(弁証法はレンガを破壊できるのか?)」で構成されています。
アーティスト
Banksy、池田武史(core of bells) 、Leviatham、Madame Ky’s Puzzle Page、Antonholtz Portman、Marjane Satrapi、Rene Vienet、Dave Webster
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。