名称:「黒川弘毅――彫刻/触覚の理路」武蔵野美術大学 美術館・図書館
会期:2022年10月24日(月)-2022年11月20日(日)
時間:12:00 – 20:00(土・日曜日、祝日は10:00 – 17:00)
休館日:水曜日
入館料:無料
会場:展示室2・4、アトリウム1・2
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
協力:武蔵野美術大学 彫刻学科研究室
監修:黒川弘毅(武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科教授)
住所:東京都小平市小川町1-736
TEL:042-342-6003
URL:武蔵野美術大学 美術館・図書館
1980年代初頭から始まる黒川の七つのシリーズの全作品から、黒川自身が本展に合わせて出品作品を選んだ自選展です。
黒川作品における源初的な《SIRIUS》、それに続く《Hekate》《Benne Bird》シリーズの作品は展示室内の壁面に設置され、来場者は彫刻作品に囲まれた空間に立つことになります。また、ブロンズの溶湯が凝固してできた鋳塊を削り出して現出させる《Moon Fish》《Spartoi》《Golem》シリーズ、そして溶けて光を放つブロンズを人型に掘った鋳型に流し込み誕生させた《Eros》。これらの作品はレンガや大理石状の床面のアトリウム空間と展示室に整然と並びます。地面から、あるいは空間から現出してきたような作品群の間を歩くことで、作品の息吹を間近で感じられるような構成です。
出品作家紹介
黒川弘毅(くろかわ・ひろたけ)
彫刻家/武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科教授
1952年 東京生まれ。1977年 東京造形大学造形学部美術学科彫刻専攻卒業(1979年まで同研究室にて、研究生として在籍)。1991-92年 文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。2003年 武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科教授。
1980年 楡の木画廊で初めての個展を開催して以降、『もの派とポストもの派の展開:1969年以降の日本の美術』(1987年 西武美術館)、『20ste Biennale Middelheim-Japan/Japanese Contemporary Sculptures』(1989年 ミデルハイム野外彫刻美術館)、『現代美術への視点:形象のはざまに』(1992年 東京国立近代美術館/国立国際美術館)、『The 8th TRIENNALE INDIA 1994』(1994年 ラリットカーラ・アカデミー)、『第3回光州ビエンナーレ』(2000年 光州市立美術館)など、国内外で数多くの展覧会に参加。現在まで一貫してブロンズによる彫刻を手掛けている。また、近代彫刻研究、ブロンズ彫刻の専門家として、屋外彫刻の修復・保存にも携わる。
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