「salaMandala / Valka s mloky 井上 裕起展」日本橋高島屋S.C.(本館)

salamander [PAPER TIGER](H110×W160×D60㎝(台座含む)、FRP、塗料、合板、2022)

名称:「salaMandala / Valka s mloky 井上 裕起展」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2022年5月25日(水)→6月13日(月)
会場:本館6階 美術画廊 X
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

井上裕起氏は、これまで「進化」をメインテーマに、サラマンダーを主なモチーフとして現代の世相を俯瞰して捉え、時代性と批評性を孕んだ作品を制作発表し続け、昨今では、作品の一部にレディメイドを取り入れるなど、その作域に広がりを見せています。
今展ではカレル・チャペック著「山椒魚戦争」からインスパイアされた作品の発表となります。
現在、我々は2年以上続く新型コロナウイルスとの戦いでこれまでの常識や慣習が過去の遺物と化す劇的な生活環境の変化に直面し、また東ヨーロッパで続く国家間の争いを目の当たりにするにつけ、人間とは過ちを繰り返す生き物である事を実感させられます。
今展の出品作salamander [PAPER TIGER]では、サラマンダーが弾の上で牧歌的風情で楽器を奏でています。
武器が無用の長物となり、使用されることなくモニュメント化され、まさに張り子の虎となることで平和を祈念している様にも見受けられます。
井上裕起氏が見つめる現在をどうぞご高覧ください。

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