「堀内あき作品展 琉球紅型と型染」アートスペース余花庵

「堀内あき作品展 琉球紅型と型染」アートスペース余花庵

名称:「堀内あき作品展 琉球紅型と型染」アートスペース余花庵
会期:2022年05月10日(火) 〜 2022年05月15日(日)
会場:アートスペース余花庵
時間:10:30~18:00(最終日は17:00まで)
料金:無料
住所:〒604-0925 京都市中京区寺町通御池上ル上本能寺前町475(京都市役所西側)
TEL:075-212-9793
URL:アートスペース余花庵

染色作家・堀内あきさんの個展。沖縄の伝統的な染織技法「紅型」で制作された着物や帯、型染によるタペストリー、のれんなど約100点を展示します。
堀内さんは30代のころ、沖縄やインド・アフガニスタン・インドネシアなどアジア各地を旅し、40歳目前の時に趣味で通っていた型染教室の故・浜田幸代先生の紹介で琉球紅型の第一人者である城間栄喜(しろま・えいき)氏の作品集に出会いました。城間氏の作品のあまりのすばらしさに衝撃を受けた堀内さんは、すぐに沖縄へ渡り、城間氏の研究所に弟子入りを志願。許可が下りるまでには5か月を要しましたが、1980年から約7年間、城間氏のもとで学びました。その後は大阪を拠点に、染色教室や梅花女子大学での講師を務める傍ら、定期的に展覧会で作品を発表してこられました。
今回の個展は、堀内さんが40年間の作家活動をまとめた「堀内あき作品集」を2019年に出版したことを機に企画されたものです。堀内さんの作品のなかには、ひな祭りやこいのぼりなど四季の行事を楽しみ飾るもの、また日本各地の風景や遠い異国の風景を図案化したものなど、紅型ならではの南国の草花や太陽、海といったモチーフ等に留まらない自由な作品が目を引きます。いきいきとデザインされた生き物をモチーフとした作品も多く、豊かな表情で見る人を楽しませてくれます。
2019年の首里城焼失の悲しみを受け、帯作品「首里城」も展示予定です。
この機会に、堀内さんの紅型作品を通して、沖縄への思いを馳せていただければ幸いです。生命力あふれる琉球紅型の作品を、この機会にご高覧ください。
堀内あき
1940 和歌山県橋本市生まれ
1962 大阪学芸大学(現・大阪教育大学)美術学課卒業
1980 沖縄にて城間紅型研究所に入所
1987 帰阪、「紅蘭工房」と染色教室「南風」を設立
1988 初個展。大阪「びーどろ」を皮切りに、倉敷、西宮、神戸、高知、橋下、名古屋などで開催
2018 大阪府狭山市サヤカホールにて第9回南風展開催
2019 堀内あき作品集出版
※この展覧会は5/22~5/29の日程で和歌山県橋本会場へ巡回します

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