名称:「細密工芸にみる生き物たち」清水三年坂美術館
会期:2022年6月18日(土)-2022年9月11日(日)
住所:〒605-0862京都府京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水3-337-1
TEL:075-532-4270
URL:清水三年坂美術館
日本の美術工芸品には、古来よりさまざまな生き物たちが描かれています。 人々の身近な存在であった虫や動物たちは、その姿かたち、生態や名称から様々 な意味が重ねられ、季節や暦、吉祥などを表す意匠に用いられてきたのです。
工芸品においては、装飾の目的も兼ねて描かれてきた生き物たちですが、江戸 時代の中期以降、写実的な表現が取り入れられるようになると、より精緻に作り 込まれたものが出てきます。生き物たちの持つ質感が再現され、今にも動き出さ んばかりの躍動感や緊張感が表現された作品は、単に意匠であったはずの虫や魚、 動物たちが、あたかもその中で生を謳歌しているかのようにさえ見えてきます。
本展覧会では、当館が所蔵する幕末・明治期の刀装具や印籠、花瓶や香炉と いった調度品をご紹介します。さまざまな素材と技法で多彩に表現された生き物 たちの姿をぜひご高覧ください。
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