名称:コレクション展「第1期 特集:新収蔵作品のご紹介」岩手県立美術館
会期:2022年4月29日(金・祝)ー7月24日(日)
開館時間:9:30ー18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(7月18日、8月15日は開館)、7月19日
主催:岩手県立美術館、めんこいテレビ、江口寿史展実行委員会、公益財団法人岩手県文化振興事業団
後援:一般社団法人岩手県芸術文化協会、岩手県商工会議所連合会、岩手日報社、岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオ・もりおか、岩手ケーブルテレビジョン、情報紙ゆうゆう
企画制作:東京新聞、KOTOBUKI STUDIO
監修:楠見清(美術評論家)
観覧料:[一般] 前売1,000円(当日1,200円)、[高校生・学生] 前売600円(当日700円)、[小学生・中学生] 前売400円(当日500円)
*当日券は当館と一部指定プレイガイド(予定)で販売します。
*当館で当日券をお買い求めの際、次の割引があります。
・ 20名以上の団体は前売料金と同額
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
このたびは、令和3年度に新たに岩手県立美術館のコレクションに加わった4点の作品をお披露目します。当館収蔵作家である舟越保武、五味清吉(ごみ・せいきち)、松田松雄(まつだ・まつお)のそれぞれ特徴的な作品のほか、大正、昭和期の岩手を代表する日本画家・池田龍甫(いけだ・りゅうほ)の作品を初めて収集しました。
舟越保武作《女の顔》(1947年)という大理石の女性像は、戦後間もない盛岡で制作され、当時のフランス大使に買い上げられましたが、その後長らく所在不明となっていました。ところが昨年パリにあることが判明、縁あって本県で取得の運びとなりました。本作は、若き日の舟越が、自身の芸術の方向性を模索しつつ、家族のために日々制作に励んだ盛岡滞在時代の優品です。実に74年ぶりの里帰りを果たした作品との出合いをお楽しみください。
また、盛岡出身の画家・池田龍甫(1885-1974)は、萬鐵五郎や五味清吉らと同時代に活躍し、岩手の近代美術史において数少ない日本画家の一人として存在感を示した作家です。池田は東京美術学校で日本画を学び、在学中から官展に入選して大いに注目を集めましたが、戦争を機に郷里に戻り、戦後は地元で後進の育成に努めました。今回取得した《歌劇聖地揺籃(かげきせいちようらん)》は、1929(昭和4)年第10回帝国美術院展の入選作で、インドの戯曲「シャクンタラー」を主題とした異国情緒溢れる大作です。このような池田の代表的な作品を収蔵できたことは当館にとって大きな収穫であったと言えます。
そのほかには、太平洋戦争当時、軍事郵便の絵葉書の図案の一つとして用いられた五味清吉の油彩画や、松田松雄が自身の画風を確立する前、試行錯誤を重ねていた頃の風景画など、各作家の画業をより深く理解する手掛かりとなる作品が加わりました。
常設展示室では、これらの作品にあわせて、昭和期の作品を中心として、岩手の美術を紹介します。
常設展示室
五味清吉《日本兵士と支那小児》(新収蔵)
松田松雄《題名不詳〔風景〕》(新収蔵)
千葉勝《風と丘》
古関六平《恵存ʻ84》 ほか
萬鐵五郎展示室
萬鐵五郎
《赤い目の自画像》
《木の間から見下した町》
《男》 ほか
松本竣介・舟越保武展示室
松本竣介
《黒い花》
《議事堂のある風景》
《枯木のある風景》 ほか
舟越保武
《婦人胸像》
《原の城》
《聖セシリア》 ほか
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。