「東北へのまなざし 1930–1945」岩手県立美術館

「東北へのまなざし 1930–1945」岩手県立美術館

名称:「東北へのまなざし 1930–1945」岩手県立美術館
会期:2022年4月9日(土)〜2022年5月15日(日)
会場:岩手県立美術館
時間:9:30〜18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日(5月2日は開館)
主催:岩手県立美術館、公益財団法人岩手県文化振興事業団、日本経済新聞社
後援:一般社団法人岩手県芸術文化協会、岩手県商工会議所連合会、岩手日報社、岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオ・もりおか、岩手ケーブルテレビジョン、情報紙ゆうゆう
特別協力:日本民藝館

観覧料:一般 1,000円(800円)
    高校生・学生 600円(500円)
    小学生・中学生 400円(300円)
    ※当日券の販売は岩手県立美術館のみです
    ※当日券を購入の際、次の割引があります
    ・20名以上の団体は前売料金と同額
    ・療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示の方、およびその付き添いの方1名は半額
    ※岩手県子育て応援パスポートによる割引があります
    ※学生の方は学生証または生徒手帳を要提示
    ※企画展観覧券でコレクション展も観覧できます。ただし、4月26日(火)から4月28日(木)は展示替えのためコレクション展は観覧できません。
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館

今和次郎、竹内芳太郎((財)同潤会・東北調査委員会)《東北地方気候区図(1:1,000,000)》 1940年 工学院大学図書館蔵
今和次郎、竹内芳太郎((財)同潤会・東北調査委員会)《東北地方気候区図(1:1,000,000)》 1940年 工学院大学図書館蔵

満州事変に始まる戦端が太平洋戦争へと拡大していった1930年代から1945年にかけての日本は、一方で、昭和モダンとよばれた都市文化が爛熟し、視覚文化や生活様式が急激な変化を遂げた時代でもありました。
この頃、先端的な意識を持った人々が相前後して東北地方を訪れ、その土地の建築や生活用品に注目し、これらを書き留め、蒐集し、あるいは展示を行っています。ナチス政権発足の1933年に来日した建築家ブルーノ・タウト、1926年に日本民藝美術館設立趣意書を掲げて民藝運動を展開した柳宗悦、1940年に商工省に招聘されたシャルロット・ペリアンなどは、その一例です。
また、素朴なこけしや郷土玩具への関心も昭和に入って飛躍的に高まり、東北地方の郷土玩具を蒐集、紹介した武井武雄や米浪庄弌らの活動も、民藝運動に近接する動きとして特筆されます。さらには、「考現学」の祖として知られる今和次郎や『青森県画譜』を描いた弟の今純三、東北生活美術研究会展を主導した画家の吉井忠などの東北出身者たちも、故郷の人々と暮らしを見つめ直し、貴重な戦中期の記録を残しています。
本展は、東北に向けられたこれら複層的な「眼」を通して、当時、後進的な周縁とみなされてきた東北地方が、実は豊饒なる文化の揺籃であり、そこに内包される営みの力が現在と地続きであることを、改めて検証します。

今和次郎《岩手県御明神村の農衣》 1938年 工学院大学図書館蔵
今和次郎《岩手県御明神村の農衣》 1938年 工学院大学図書館蔵
(山形県庄内)《背中当(ばんどり)》 1939年 日本民藝館蔵
(山形県庄内)《背中当(ばんどり)》 1939年 日本民藝館蔵
芹沢銈介《日本民藝地図(現在之日本民藝)》(部分) 1941年 日本民藝館蔵
芹沢銈介《日本民藝地図(現在之日本民藝)》(部分) 1941年 日本民藝館蔵
「東北へのまなざし 1930–1945」岩手県立美術館
「東北へのまなざし 1930–1945」岩手県立美術館

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