「比翼の会 日本画展」西武池袋本店

須藤和之「きざし」 岩絵の具・紙本 サイズ:10号

名称:「比翼の会 日本画展」西武池袋本店
会期:2022年7月13日(水)~19日(火)
会場:6階(中央B8)=西武アート・フォーラム
  ※最終日7月19日(火)は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1丁目28−1
TEL:03-3981-0111(代表)
URL:西武池袋本店

東京藝大大学院美術研究科には絵画科日本画専攻と文化財保存学保存修復日本画研究室があります。これまでも、それぞれから現代日本画壇の中心作家を数多く輩出し、大きな影響を与えています。
比翼(ひよく)とは「二羽の鳥がその翼を並べて同じ方向に飛ぶ」様子を表し、東京藝大の日本画の流れをともに継承する意味を込め、それぞれの出身者の中から選別し、より大きく羽ばたいて欲しいとの願いから会の名前といたしました。ぜひご高覧ください。
出品作家(五十音順・敬称略):
岩谷晃太、須藤 和之、武田 裕子、西岡悠妃、松原亜美、繭山 桃子 

須藤和之「きざし」 岩絵の具・紙本 サイズ:10号
須藤和之「きざし」 岩絵の具・紙本 サイズ:10号

夜明けの風景、作家の真骨頂であるグラデーションの美しい作品。陽が昇り連なった山並みは徐々に明るくなっていくが、麓はまだ明かりが灯っている。時間の経過を感じさせる作品です。
[須藤 和之 profile]
1981年 群馬県に生まれる
2006年 前田青邨記念大賞展奨励賞受賞
2008年 有芽の会更生保護協会理事長賞受賞
2010年 東京藝術大学大学院保存修復日本画後期博士課程修了、博士号取得
現在 日本美術院 院友

岩谷晃太「月と流星」 岩絵の具・墨・紙本 サイズ:6号
岩谷晃太「月と流星」 岩絵の具・墨・紙本 サイズ:6号

近年こだわっている月をモチーフにした作品。掛軸を連想させる縦長の構図に勢いよく星が流れて、宇宙を感じさせます。
[岩谷 晃 profile] 
1989年 東京に生まれる 
2016年 石本正日本画大賞展奨励賞受賞
2019年 有芽の会法務大臣賞受賞
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科日本画後期博士課程修了、博士号取得
現在 日本美術院 院友

武田裕子「風の筏」 岩絵の具・金箔・墨・紙本 サイズ:6号
武田裕子「風の筏」 岩絵の具・金箔・墨・紙本 サイズ:6号

複数の麻紙を使った凝ったマチエールに桜を描いています。風に散った花びらの動きも軽やかです。
[武田 裕子 profile]
1983年 東京に生まれる
2012年 東京藝術大学大学院美術研究科日本画後期博士課程修了、博士号取得
2013年 ポーラ美術振興財団在外研修生として中国にて研修
2014年 中国美術学院中国画系花鳥画高級進修生修了
現在 東京藝大大学院教育研究助手

西岡悠妃「百合」 岩絵の具・紙本 サイズ:4号S
西岡悠妃「百合」 岩絵の具・紙本 サイズ:4号S

今一番注目されている若手作家です。幻想的な女性像が多いですが、静物を描いた作品も人気が高く、色彩と画面構成力に優れています。
[西岡 悠妃 profile]
1986年 東京に生まれる 
2014年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
2015年 院展奨励賞受賞(’16年)有芽の会更生保護協会理事長賞受賞
2016年 有芽の会法務大臣賞受賞
2021年 院展大観賞受賞
現在 日本美術院 院友

松原亜実「朝顔」 岩絵の具・金箔・絹本 サイズ:6号
松原亜実「朝顔」 岩絵の具・金箔・絹本 サイズ:6号

絹本に、純度の違う箔を使った凝ったマチエールに鮮やかな色彩で朝顔を描いています。伝統的な図柄と手法ながら、新しさを感じます。
[松原 亜実 profile]
1987年 東京に生まれる
2012年 東京藝術大学卒、卒業制作山梨学院大学買い上あげ
2013年 松伯美術館花鳥画展優秀賞受賞
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科日本画後期博士課程修了、博士号取得
2020年 郷さくら美術館桜花賞展大賞受賞
現在 日本美術院 院友

繭山桃子「幕開け」 岩絵の具・紙本 サイズ:10号
繭山桃子「幕開け」 岩絵の具・紙本 サイズ:10号

アバンギャルドな作風で、直線的な都会の風景やバックステージなどを描いて人気の作家です。最近は人物なども描いています。これからステージの幕があがり演奏が始まる前の、緊張感あふれる作品。
[繭山 桃子 profile]
1983年 東京に生まれる
2014年 東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了、博士号取得
2015年 郷さくら美術館桜花賞展奨励賞受賞
現在 日本美術院 院友

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