「異界遺産」高知県立歴史民俗資料館

「異界遺産」高知県立歴史民俗資料館

名称:「異界遺産」高知県立歴史民俗資料館
会期:2022年7月8日(金)~2022年9月11日(日)
開館時間:9:00 〜 17:00
入場料:[7月8日〜9月4日] 一般 520円 [9月5日〜9月11日] 一般 470円、高校生以下 無料
会場:高知県立歴史民俗資料館
住所:〒783-0044高知県南国市岡豊町八幡1099-1
TEL:088-862-2211
URL:高知県立歴史民俗資料館

特別展「驚異と怪異」に続く夏休み企画です。「異界」とは私たちが日常生活をおこなう場所や時間の外側をさす言葉です。地獄や極楽などの「あの世」、虫送りや念仏で悪いモノを追い払う村境の向こう、山父などの妖怪が出現する奥山などが「異界」とされてきました。このコーナー展では、歴民の収蔵資料によって、高知県の人々の異界イメージを紹介します。
「1.異界への入り口」では、村境につるす草履や虫送りの幟、太鼓と法螺貝ナンマイタンボで悪いモノを海へ流す船を展示、村から外へ悪いものを祓う儀礼を紹介します。「2.異界の力をもらう」では、主に正月の飾りや作り物を展示し、若水迎えや粥正月など、異界からパワーをもらう作法を紹介します。あわせて田植の時期に畦で祭るオサバイ様にもふれています。「3.あの世という異界」では、葬送儀礼に使う編み笠や団子などを展示し、人間をあの世に送る作法を紹介するとともに地獄絵(複製)を展示し、閻魔大王による裁きや血の池地獄を紹介します。「4.異界から帰ってくる死者」は、新仏をまつる水棚や、先祖について帰ってくる餓鬼の棚を展示し、県内の盆棚などの写真とともに盆行事を紹介します。「5.異界と交信する」は、神や妖怪など目に見えない存在に語りかける宗教者の例として、いざなぎ流太夫の作った御幣や仮面、祭文資料などを展示します。「6.異界の住人たち」は、「土佐のおばけ草紙」(複製)や幽霊を描いた絵金の屏風絵(複製)を展示します。「7.異界の守り神」は、エビス神の像や、神々の御礼、初公開の先祖の木像など、人間を守護する神々を紹介します。
コーナー展「異界遺産」は、高知県立美術館で9月11日まで開催中の「佐藤健寿展 奇界/世界」展とのコラボ企画です。「世界不思議手帖」にスタンプを集め(「異界遺産」は河童)、オリジナルのいざなぎ流ステッカーをゲットしましょう。

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