安喜万佐子 「『松林図』うつろう境界、あらわれる時」オリエ アート・ギャラリー

安喜万佐子 「『松林図』うつろう境界、あらわれる時」オリエ アート・ギャラリー

名称:安喜万佐子 「『松林図』うつろう境界、あらわれる時」オリエ アート・ギャラリー
会期:2022年8月22日(月)ー9月1日(木)
開館時間:10:00-17:30(最終日 15:00まで)
休館日:8月28日(日)
入場料:無料
住所:〒107-0061 東京都港区北青山2-9-16 AAビル1F
TEL:03-5772-5801
URL:オリエ アート・ギャラリー

オリエアート・ギャラリーでは、安喜万佐子による個展を開催します。
安喜万佐子は、世界に実在する「風景」と自身が実際に向き合うことで生まれる作品を作り続けています。制作には、
テンペラ、金箔等といった近代以前の技術と、ピグメントや岩絵の具と東西を跨ぐ材料が意識的に取り込まれています。
その作品群は、記憶と現実、現在と過去、触れ得るものと触れ得ないもの、見えるものと見えないものを繋ぎ、それらを
拮抗させ、ヒトと絵画の歴史の網を意識しながら、時間の中で立ち上がり、未来へ思いを馳せることができます。
 本展は安喜の「松林図」シリーズを見渡すことを目的とし、2021年秋に行われた総本山仁和寺御殿で発表された作品を
中心に、新作を交えて展示します。画面全体に金箔を用いて制作された本シリーズは、金箔の剥離した部分から松や鳥の輪郭
を浮かび上がらせている作品です。剥がれた金箔は、縁を風に吹かせたまま不在となり、時間によって仕上げられる絵画とも言えます。
 会場では「松林図」シリーズを中心に、約20点の組合せから成る金箔絵画のインスタレーション(全長約15m)や映像を
絵画へ投影するマッピング作品等、約28点の作品をご紹介します。空間を囲うように展示された松林図は、鑑賞者の見る位置や動きによって、個々の違う姿として光の中でうつろい、時に実在と不在が反転しながら現れます。
会場にてご体験いただければ幸甚です。
 
安喜万佐子 Masako YASUKI
1994 京都精華大学大学院美術研究科洋画修士課程修了
2001 英国エジンバラ芸術大学 招聘作家
   (大阪府芸術家派遣事業)
2015 米国スミス大学 滞在研究員
   (文化庁新進芸術家海外派遣)
2020 英国ロンドン芸術大学 招聘作家 
おもな展覧会
1999/2002 「VOCA展 ̶新しい平面の作家たち」上野の森美術館/東京
2001 「京都府美術工芸選抜展」京都文化博物館
    個展(Sculpture Court Gallery/エンジバラ・英国)
2005 「City-net Asia」ソウル市美術館/韓国
2013 「モスクワビエンナーレ特別プログラム」ロシア近代史博物館
   「Collecting Art of Asia」Smith College 美術館/米国
2015 個展(ギャラリー勇斎/奈良)
2016 個展(アートスペース羅針盤/東京)
    個展(大和文華館 文華ホール/奈良)
   「二人展」RuArts Gallery/モスクワ・ロシア
2018 個展(Art Complex Center Hall/東京)
2020 個展(京都場, galerie16/京都)
2021 「国宝のある芸術祭2021」世界遺産仁和寺・御殿/京都
2022 個展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/神奈川)
    「きがふれて vol.2 - Mad for Trees」galerie16

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