特別展「源頼朝が愛した幻の大寺院 永福寺と鎌倉御家人―荘厳される鎌倉幕府とそのひろがり―」神奈川県立歴史博物館
名称:特別展「源頼朝が愛した幻の大寺院 永福寺と鎌倉御家人―荘厳される鎌倉幕府とそのひろがり―」神奈川県立歴史博物館
会期:2022年10月15日(土)~12月4日(日)
休館日:月曜日
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:【特別展・常設展セット料金】
一般 1100円、20歳未満・学生 700円、65歳以上 250円、高校生 200円
会場:神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室・コレクション展示室
主催:神奈川県立歴史博物館、文化庁
特別協力:国寶史蹟研究会、湘南工科大学、中世瓦研究会、日本女子大学
広報連携:鎌倉国宝館、鎌倉歴史文化交流館、埼玉県立嵐山史跡の博物館、半蔵門ミュージアム、横浜市歴史博物館
助成:令和4年度 地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業
住所:〒231-0006神奈川県横浜市中区南仲通5-60
TEL:045-201-0926
URL:神奈川県立歴史博物館
鎌倉の二階堂にある国指定史跡永福寺(ようふくじ)跡。かつて源頼朝は、奥州合戦で平泉藤原氏を滅ぼした際に、中尊寺・毛越寺・無量光院をはじめとした北の都の絢爛豪華な浄土世界を目の当たりにし、その文化を鎌倉に持ち帰りました。その結果、文治五年(1189)に臨池伽藍をそなえた大寺院・永福寺を鎌倉二階堂に建立することが計画され、都市鎌倉のなかに浄土世界が体現されました。以後永福寺は、鶴岡八幡宮寺・勝長寿院とならび宗教的権威として鎌倉幕府を支えるだけでなく、その偉容は東国武士たちに対して幕府支配の正当性を文化的側面から見せつける存在でもありました。ところが鎌倉幕府滅亡後の永福寺は、室町期の火災で焼失してしまうと再建されることなく廃絶してしまい、地中にその歴史をとどめることになります。
しかし、文献史料のみならず、永福寺跡からは往事の壮麗さを示すに余りある考古資料であふれており、鎌倉幕府や鎌倉御家人たちにとって永福寺がいかに重要視されていたかが偲ばれます。本展は、鎌倉幕府の成立とその展開に深く関わった永福寺に注目し、その全貌と軌跡を、文献資料・考古資料・美術資料などの多彩な歴史資料群から複合的かつ立体的に復原していきます。
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