名称:「福本 双紅 展 なりゆきと思惑」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2022年10月19日(水)→24日(火)
会場:本館6階 美術画廊
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)
福本 双紅(ふくもと ふく)氏は磁土の轆轤成形によるシャープなうつわやオブジェを制作して、国際的に活躍している作家です。
器形の素地を重ねて焼成する「釉着技法」を駆使した、藍や緑釉の揺らぎや白金彩の輝きを湛えた作品は、水や風、光といった自然界の気韻を感じさせ、周辺の空気をも纏うかのような穏やかな佇まいで見るものを魅了します。
近年、福本氏は陶芸について考察する中で、窯の中で偶然変化するたわみや歪みについて考え、自然に「なる」という方法に改めて心を動かされるようになります。
「おのずから」作品がうまれてくること、「みずから」手を加えること、その「あわい」を常に問いながら、そのはざまで自身の制作に新たな方向性を見出します。
「不如意」を肯定すること、それはある種の陶芸の真理でありながらも、福本氏は更に動的に捉え続けることで、作家としてのビジョンをより強固なものにしています。
今展では、うつわからオブジェまで新作を一堂に発表いたします。あわいに浮かぶ心地よい揺らぎをお楽しみください。
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