「びいどろに宿る美― 色と形 ―」瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館

「びいどろに宿る美― 色と形 ―」瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館

名称:「びいどろに宿る美― 色と形 ―」瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館
会期:令和5年1月2日(月)~9月10日(日)
住所:〒790-0847愛媛県松山市道後緑台7-21
TEL:089-922-3771
URL:瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館

「紫色蒔絵鳥紋徳利、紫色蒔絵芙蓉唐草紋盃・盃台 天保10年」
図柄は異なりますが、共箱で伝存する組物です。徳利は紫の素地に金の図柄が映えるよう、蒔絵のぼかしの技法を応用し、金箔を粉末状にした消粉(けしふん)と透漆(すきうるし)を混ぜ足場を描いています。盃と、盃を載せた盃台の優美な曲線は、吹き竿に息を吹き込んだ瞬間に生み出されたものでしょう。
びいどろと呼ばれた江戸時代の吹きガラスの魅力は、美しい色とやわらかな形にあります。自然素材や天然鉱物から生まれた、穏やかでぬくもりある色彩。吹き竿の先に溶けたガラスを巻き取り息を吹き込む「宙吹き」、紋様を付けた金型や土型にガラス種を落とし吹き込む「型吹き」で作られた形。それらは、四季の草花、動物などの意匠をまとい、日本独自の繊細な美が宿っています。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る