「弘光Real」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA

「弘光Real」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA

名称:「弘光Real」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA
会期:2022年12月8日(木)~12月23日(金) 
休廊日:月曜
開廊時間:10:00~19:00 (最終日17:00まで) 
住所:〒221-0835神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-2横浜鶴屋町ビル1F
TEL:045-411-5031
URL:FEI ART MUSEUM YOKOHAMA

日本画家 加藤弘光は2019年4月10日、アトリエで制作中に62年の生涯を閉じました。2019年2月から1ヶ月間、スペインで個展を開催、現地メディアに取り上げられ、これからの活躍を期待されていた矢先の訃報でした。
独自の表現世界を追求した加藤。弊廊では2020年3 月に加藤が遺した作品を紹介する「日本画家 加藤弘光展MESSAGE」を開催致しました。そして、本年12 月に「弘光Real」を開催する運びとなりました。
本展のタイトル 「弘光Real」には、彼の絵、生き方、めざすゴールの全てが本物であり、真実である、というメッセージが込められています。多摩美術大学で日本画を学んだ加藤は、そこへルネサンスの技法を融合させ、緻密でありながら華やかで大胆な構図の作品を遺しました。画面に全身全霊を注ぎ込んだ加藤の絵は、日本画という枠を超え、モダンアートとして世界の市場で高い評価を得ています。
加藤が帰天して3年目の2022 年。ニューヨークのチェルシーインターナショナルファインアートコンペティションに選抜されたという報が届きました。36 回目を迎える国際コンペ、応募作品数千点の中からモダンアートとして選ばれた唯一の日本画でした。その作品は、この夏チェルシーのアゴラギャラリーで展示されました。
多くのニューヨーカーからは「見たことのない美しい絵!どんな技法なのか⁈」「 華やかで繊細なのに、力強い!」「 作家のメッセージが心に響く」 など数多くの賞賛を得ました。作家がこれらの声を天で聴いているとしたらこれほどまで嬉しいことはありません。
画面に魂の全てを注ぎ込み、唯一無二の独自性を生涯貫いた加藤は、まず、線で描くことに集中しました。本展では、1993 年から発表した線描の世界を中心に展示します。精密で高度な技巧のもとに描いた2 メートル超の大作[Energy] は、観る者を圧倒する力を持ち、そしてそのテーマは、後の桜や紅葉の作品にも通ずる、神の創造物への賛美と祈りであり、生きる、というエネルギーに溢れています。
混迷の時代、いま、この時だからこそ、加藤弘光の大作に触れてほしいと希望しております。
線描作品の他、今夏、ニューヨークで展示された紅葉の作品、[ 光さやけみ] や桜の代表作、そして、今回の個展からジークレー版画の展示販売も予定しています。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る