ミニ特集「絵のなかの群像~ディスタンスを考える」鹿児島市立美術館

ミニ特集「絵のなかの群像~ディスタンスを考える」鹿児島市立美術館

名称:ミニ特集「絵のなかの群像~ディスタンスを考える」鹿児島市立美術館
会期:2021年3月9日(火曜日)~ 5月30日(日曜日)
開館時間:9:30~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌平日)
住所:〒892-0853鹿児島県鹿児島市城山町4-36
TEL:099-224-340
URL:鹿児島市立美術館
 ミケランジェロの《最後の審判》、レンブラントの《夜警》など、複数の人物が配された群像の絵画は、壮大な傑作がいくつも描かれています。日本近代洋画を見ても、いわゆる「構想画」は複数の人物のコンポジションによって或る理念を表すという絵画形式であり、黒田清輝の《昔語り》はその代表的なものです。
今回のミニ特集では、所蔵品の中から、群像を描いた絵画作品を集めています。これらの作品は、それぞれのテーマを強調するために群像の様式を用いている作品、また画面構成上、人体の反復をひとつの造形要素として用いている作品に大別できます。
さて、コロナ禍で我々の生活様式は一変し、つねに人と距離を取ることが求められています。それが日常となった今、われわれは「手は消毒しているのか、マスクは着けているのか」などと不安になり、人々の密接な様子を目の当たりにすると、違和感を覚えざるをえなくなっています。このような状況では、群像画の見え方も違ってしまっていることでしょう。現在の視点で、これらの作品を見つめ直してみましょう。

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