「第五弾 日本画解放区」Bunkamura ザ・ミュージアム

水野香菜「ゆたか」

名称:「第五弾 日本画解放区」Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:2022年12月28日(水)~2023年1月9日(月)
開館時間:10:00~19:00
   ※年末年始の営業時間 1/1のみ休廊 12/31・1/2・1/3は18:00まで
会場:Bunkamura Gallery
主催:Bunkamura Gallery
住所:〒150-8507東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-3477-9111
URL:Bunkamuraザ・ミュージアム

秋葉麻由子「貞益」
秋葉麻由子「貞益」

伝統が創り出す千紫万紅の世界
日本の長い歴史からその伝統を受け継ぎ、時代と共に成長してきた日本画は、外来文化を吸収し醸成した日本独自の美意識が潜んでいます。そして、その美の規範を元とする技術的な伝統的な画題もさることながら、人間性・価値観の多様性が開花する現代、日本画は今、更なる領域に踏み込もうとしているのです。
記念すべき5回目を迎えた日本画解放区は、それぞれ異彩を放つ新進気鋭の若手作家6人をご紹介します。繊細な技術を用いながらもシンプルな形で、そこにある日常を切り抜く秋葉麻由子。現代社会に生きる者こそ知ることができる、心の星空を描く神谷恵。坂本藍子の作品は幻想的で儚い風景に、どこか観る人の心が映し出されているようです。また、只野彩佳の作品は時の移ろいや、未来への憧憬を自然の景色に彩り、水墨画の表現をベースにしたディー・チンは、古典的な幽玄美とユーモアを合わせた世界観を描きます。さらに水野香菜の作品は、身近にある動植物を絢爛華麗に表現し、味わい深い美を宿しています。
伝統を根源に、その枠組みでは収まりきれない個性の数々が、次世代日本画の技法と表現となって一堂に展開する今展、ここには技術による隔てなどなく、千紫万紅に咲き乱れる世界観の数々のみ。若手作家6人による日本画の饗宴を、乞うご期待ください。

神谷恵「瞬き零れる」
神谷恵「瞬き零れる」
坂本藍子「Luna」
坂本藍子「Luna」
只野彩佳「雲来」
只野彩佳「雲来」
水野香菜「ゆたか」
水野香菜「ゆたか」

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る