「芦浦観音寺歴代肖像画展 -保存修復専攻の学びー」京都市立芸術大学芸術資料館

「芦浦観音寺歴代肖像画展 -保存修復専攻の学びー」京都市立芸術大学芸術資料館

名称:「芦浦観音寺歴代肖像画展 -保存修復専攻の学びー」京都市立芸術大学芸術資料館
会期:2023年01月17日(火) 〜 2023年01月29日(日)
会場:京都市立芸術大学芸術資料館 展示室
時間:9:00~17:00
休館日:月曜日
料金:無料
住所:〒610-1197京都府京都市西京区大枝沓掛町13-6
TEL:075-334-2232
URL:京都市立芸術大学芸術資料館

京都市立芸術大学大学院美術研究科保存修復専攻は、演習授業としておよそ10年にわたり、滋賀県草津市にある芦浦観音寺の歴代住職肖像画の修理を行ってきました。その修理修了を記念して開催する本展では、修理を行った芦浦観音寺歴代肖像画全18点、並びに修理以前に使用されていた旧軸棒や裂地を併せて展示します。
今回修理をした肖像画の中には、複数年にわたり作業及び調査研究を行ったものもあります。修理に保存修復の学生が関わる事で多くの経験を積み、調査研究手法を学びました。その成果も併せて発表する予定です。また、博物館実習を履修している美術学部の学生も今回の展示企画・広報に関わっています。今までの学びを活かし、試行錯誤しながら企画を行いました。
本展覧会では、修理を終えた芦浦観音寺歴代住職の肖像画全18幅と、それに関わる書状などの資料、説明パネルを展示します。あわせて、芦浦観音寺についても説明パネルや映像でご紹介します。
また、保存修復の学びということで、使った道具の展示や工程の説明パネルなども展示します。
この機会にぜひご高覧ください。
芦浦観音寺
正式名称は天台宗⼤慈⼭観⾳寺。寺伝では聖徳太子の開基・秦河勝の創建とされる。南は志那街道、東は中山道の宿駅・森山田戸、西は草津三港の一つ・志那港に通じる、湖南東部における⽔陸両交通の要衝に⽴地。奈良時代には南都六宗の一つ・三論宗の寺院だったと記録されている。
その後中世にかけて衰退するも、室町時代の応永15(1408)年に歓雅という僧が天台宗寺院として再興したとされる。七代住職・慶順の際に織田信長から琵琶湖の水運権を任され、以来豊臣秀吉・徳川家康と天下人ともつながりを持った。

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