名称:前田和子展[太陽と月]西武池袋本店
会期:2023年3月8日(水)~14日(火)
会場:6階(中央B7)=アートスペース
入場料:無料
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1丁目28−1
TEL:03-3981-0111(代表)
URL:西武池袋本店
“いきもの”を描くことは命を描くことだと思っています。
生きているものにはその時その瞬間に不思議な輝きがあります。
温かく、柔らかく、心臓は力強く鼓動を打ち、一本の毛先にも何かが宿っている。
私は昔からその不思議な輝きに魅せられ、その輝きを追いかけて作品を描いてきました。
葉にとまる虫や風にたなびく植物、躍動する動物たちの一瞬の時をとらえ、息づかいや気配まで感じるような、命のある“いきもの”の姿を描きたい。
そう思い日々、制作活動を続けています。
本展の作品では「馬」「虎」「龍」といった古典的モチーフと「箔」を制作のテーマとしています。
中でも「馬」は古くから人間と密接な関係にあり、世界各国の古の神話や民話に幾度となく登場しています。
時には神さまそのものであったり、神さまの乗り物であったり、龍の化身であったり、そんな物語に登場する魅力的な「馬」達を描きたいと思いテーマの一つといたしました。
一方で古い時代の作品では、虎や龍は実際に見て描かれず、神話や伝聞、渡来した毛皮からイメージされて描かれてきました。
今より情報の少ない中で描かれてきた“いきもの”たちは一種のキャラクターのような描かれ方をしています。
本展覧会では、恐ろしい顔しながらもどこか愛らしく憎めない、そんな虎や龍の魅力的な姿を自分なりの解釈を加えて描いております。
古より続く“いきもの”達と「人」との絆の物語を感じていただけましたら幸いでございます。
前田 和子
[前田和子 Profile]
1986年 兵庫に生まれる
2006年 京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース入学
2012年 京都造形大学大学院芸術研究科芸術表現専攻日本画領域修了
主な展覧会
2010年 「卒業制作展」京都市美術館
2011年 「グループホライゾン」日本橋高島屋 ~2021まで隔年「第20回奨学生美術展」佐藤美術館/東京、「碧い石見の美術展2011」石正美術館/島根
2012年 「京都造形芸術大学修了制作展」
2015年 「千紫万紅の会」画廊くにまつ青山
2016年 「枕崎国際芸術賞展」枕崎市文化資料センター南溟館
2019年 「千住博とその一門展」大宮そごう、「前田和子日本画展 – いきもの – 」そごう神戸店
2022年 「太陽と月」画廊くにまつ青山
2023年 「太陽と月」阪急うめだ本店
主な受賞暦
2008年 糺の森デッサンコンクール佳作
2010年 卒業制作展 千住賞 学長賞 学科賞
2012年 康耀堂美術館賞
2019年 グループホライゾン 高野山賞 高野山金
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