名称:企画展「伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展」弥生美術館
会期:2023年4月1日(土)〜6月25日(日)
会場:弥生美術館 1〜2階
住所:東京都文京区弥生2-4-3
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月1日(月)は開館)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 900円、小学・中学生 500円
※竹久夢二美術館とあわせての料金
※カラー作品は会期中に展示替えあり(前期 4月1日(土)〜5月14日(日) / 後期 5月16日(火)〜6月25日(日))
※会期、休館日、開館時間は変更となる場合あり(最新情報については美術館ホームページにて確認のこと)
住所:弥生美術館 〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
TEL:03(3812)0012
URL:弥生美術館
森本美由紀は、少女雑誌『Olive』や『mc Sister』などでイラストを描き、ピチカート・ファイヴをはじめとする「渋谷系」音楽との競演も果たしたファッション・イラストレーターだ。筆と墨を用い、無駄のない線で一気に描き上げたスタイル画には、「女の子のなりたいイメージ」が具現化されている。
企画展「伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展」は、総数193点の原画や多数の資料とともに、森本美由紀の創作を紹介する展覧会。筆と墨による洗練されたイラスト画ばかりでなく、森本を象徴するこのドローイングスタイルへと至るまでの変遷にも光をあてる。
1959年岡山に生まれた森本は、上京後、1979年にセツ・モードセミナーに入学し、日本のファッション・イラストレーターの先駆者・長沢節(ながさわ せつ)のもとに学んだ。在学中にフリーランスのイラストレーターとしてデビューし、80年代は『Olive』や『an・an』、『mc Sister』などにイラストを描いて人気を博している。
90年代に入ると、それまでのカラフルな作品から画風を変えて、50〜60年代の『VOGUE』のスタイル画からの影響のもと、筆と墨を用いる洗練されたドローイングスタイルを確立。その作品は他分野のクリエイターをも触発し、渋谷系音楽のCDにも作品が数多く起用されている。さらに2000年代には、松屋銀座の広告やユニクロ(UNIQLO)の商品展開にも携わるなど、幅広い仕事を手がけるも、2013年にこの世を去った。
森本の没後10年を経て開催される本展では、カラフルな作品から筆と墨を使ったドローイングへと移行する、80年代の軌跡を原画とともに紹介。また、アトリエから新たに発見された資料も初公開する。
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