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万里長城 2007.03.19更新

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万里長城
【和:ばんりのちょうじょう
【中:Wan li chang cheng
明・清>万里長城

  古代中国で中央ユーランアからの外敵や異民族の侵入を防ぐため、東は渤海の山海関から西は甘粛省の嘉峪関まで、主要部だけでも約3000km(全行程は約6000km)にわたって築いた城壁。たんに「長城」ともいい、月から見える唯―の建造物とされる。春秋時代に斉が領土防衛のために、国境に築いたのが万里の長城の起源である。紀元前221年、秦の始皇帝が中国を統一した後、北方の遊牧民族の侵入を防ぐため、甘粛省南部から北へ、戦国時代の燕、趙などの長城を利用しながら、東北地方の遼河下流に至る長城を築いた。その後、幾度もの修築・増築を経た現存の長城は、ほとんどが明代に築かれたものである。
城壁はいちばん高い所で14m、平均は約7.8m、状壁の外側には険しい崖が続き、要所には、関所や敵台、狼煙台が置かれる。関所では、北京から八達嶺に向かう途中、険しい山々が連なる居庸関や、「天下第一雄関」といわれる砂漠の砦、嘉峪関が有名である。出所:

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