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周口店遺址 2007.02.26更新
【和:しゅうこうてんいせき】 |
【中:Zhou kou dian yi zhi】 |
旧石器時代>周口店遺址
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北京の南西約50km、周日店の竜骨山と呼ばれる小山の洞窟に残された遺跡群。今からおよそ50万年前の更新世中期、いわゆる旧石器時代のものである。1921年にはヒトの臼歯が発掘され、未知の化石人類のものとして、シナントロプス・ペキネンシス(北京原人)と命名された。さらに1929年に頭蓋骨が発見され、大規模な発掘が行われることになった。1949年から、周口店遺址の発掘作業が再開されました。1949年、58~60年、66年、78年以後数次の発掘によって、全部で原人頭骸骨6・頭骨の破片14・下顎骨15・大腿骨7・頸骨1・上腕骨3・鎖骨1・月状骨1・単独出土の歯と顎骨についたままの歯153・数千点の石器・大量の哺乳動物などが出土しました。
猿人洞の厚さ約40㎝におよぶ堆積は、13層に区分され、さらに大きく3つに区分(『中国猿人及其文化』p.38 1964 中華書局)されます。全体的にいって、猿人洞の文化の堆積は70万年前から23万年前までの約40万年の長きにわたって継続していました。今までに発見された人類化石の出土層位から、北京原人は50数万年前からここでの生活を開始し、前後30万年にわたっています。
現在までにおおよそ40個体余の人骨が出土しています。北京原人の平均脳容量は1059㏄です。 出所:小林松篁
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