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老官台文化 2007.02.26更新
【和:ろうかんだいぶんか】 |
【中:Lao guan tai wen hua】 |
新石器時代>老官台文化
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老官台遺址は、陝西省華県城西南、渭河支流西沙河の東岸から発見されました。1955年より3次の調査が行われ、1959年には黄河水庫考古工作隊陝西分隊華県隊が調査しました。仰韶文化半坡類型の前身の文化で、華県元君廟半坡類型墓葬(早期仰韶文化半坡類型の地層)から老官台の陶片が出土しました。裴李崗文化・磁山文化に相近した、仰韶文化最早の北首嶺類型に属します。
土器は手製で、肉が比較的薄く、内側に削り取った痕があります。桔黄色・磚紅色で内壁は灰色で、まれに黒色もみられます。紋飾りは刻紋が主、次いで縄紋です。紅色寛帯紋を施した丸底彩陶鉢も出土しました。
李家村遺址は、陝西省西郷県城西約1.5㎞、漢水上流の支流牧馬河南岸の台地にあり、面積は約2.6 万㎡です。1960年~1961年に陝西省考古研究所が発掘し、房子・窖穴・陶窖・墓葬の遺跡が発見されました。土器は、大地湾一期文化と相似します。泥質深灰陶と、まれに泥質紅陶・夾砂紅陶・泥質灰陶で、彩陶は未だ見られません。綫紋と縄紋が主で、圏足碗・三足器・平底鉢、まれに丸底鉢・大口罐・凹底罐・小杯が出土しました。石器は磨製が主です。
白家村遺址は、渭河流域から発見され、面積は約12万㎡です。1982年~1984年、中国社会科学院考古研究所陝西六隊が4回に渡り発掘しました。そして、房屋・居址・灰坑・墓葬・獣坑等の遺跡が発見され、大量の文化遺物が出土しました。黄河流域の早期農業文化です。土器は、紅褐色か灰褐色の夾砂陶で、圜底器と三足器の鉢・碗・罐、彩陶も出土しました。縄紋・附加堆紋・刻画紋・圧印紋、彩陶花紋がみられます。 出所:小林松篁
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