考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

卑南文化 2007.3.28更新

写真集を見る
卑南文化

【和:びなんぶんか
【中:Bi nan wen hua
新石器時代>卑南文化  

 卑南文化遺跡は台東市南王村の北側にあり、当時は面積が300,000m2を超える大型集落であったと考えられています。これまで台湾で発掘された集落の中では最も大きく、最も完全な姿で残っています。
 1980年南回り線の台東新駅後方を工事中に、地下から墓石棺群数千体が発見されました。これは卑南文化遺跡の地下に眠っていたものが世に出たことを意味します。政府はこれを高く評価し、台東の卑南文化遺跡に国家博物館を設立させました。
 卑南遺跡の主な見どころは今から2、3千年前の卑南新石器文化時期の墓や住宅、各種生活用品などです。これまで発掘された大量の「墓石棺群」は環太平洋地区では最大のものです。これと同時に台湾有史以前の人類の住居も発掘されました。また精細で形も豊富な手工品なども見つかり、当時の人々が死後厚く葬られたことがうかがえます。

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.